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「ない」価値 ⅲ

音楽の話ばかりになるが、DAWが普及すればするほど、音源制作に関してのプロと素人の差がなくなる。しかし、ライブでのプロと素人の差は歴然と開いていく。

ライブとは不便な形である。つまりそこに過程が必ず存在するから。
自分の聴きたい曲が聴きたい曲順で聴けるかどうか分からないし、席の場所によっても聴こえ方が違う。
予定を合わせて会場そのものへも行かなければならない。それら音楽にするもの全てを削ぎ落としたモノが音源である。

過程至上主義を唱えているわけではなく、当たり前にそんざいする「ある」を「ない」とした時に、そこに価値があるはずだ。それは懐古主義ではなく、飽和した「ある」を打開するヒントがあるように思う。

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