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2013-03-04

かけがえのないこと

HPからtinorksやyanetronicaのCDを
ご注文いただきました皆様、ありがとうございます。

制作した者としては、直接お会いしてお礼を
申し上げたいのですが、諸条件がどうしても厳しい為、
せめてこのblogで感謝の気持ちを書かせて頂きます。


tinorksの楽曲はbandcampやmy space、soundcloud、muzieなど
多くのサイトにupしています。

偶然にそれを見つけて、tinorksのことを知って頂いて、
特に意図しないで曲を聴いて頂いて、共感して頂いたことは、
無名な僕らのバンドにとって、奇跡のようなことです。

そしてそのことは作る側からすると、同時に心が報われる
瞬間でもあります。

音楽を購入して頂くまでには、いくつもの感情の関門をくぐって
最終的に共感して頂く必要があると思うからです。


大部分の人は、音楽を聴く時、それが有名か無名かの基準で
決して聴くわけではなく、自分にとって心地良いか、または
自分の心に響くか、共感できるかで、聴くと思います。
(これは僕の主観ですので、ご了承ください)


そのことを言葉では分かっていても、いざ自分たちの作品となると、
感覚的にどうしても『無名である』ということに苛まれる時が
あります。


現在、音楽を聴く人の数よりも、作る人の数の方が多いですが、
世界に数多(あまた)溢れる音楽やミュージシャンの中で、
揺るぎない価値や、つい気になってしまうオリジナリティなどの、
他とは違い、かつ共感できる要素が入っているものを
提示、表現し続けることは難しいと思います。

音楽を手軽に作ることができて、無料でも手に入れることができるのなら、
なおさら、それぞれの音楽の価値は曖昧になっていくと思います。

けれども、良質な音楽を生み出すたくさんのミュージシャンがいるのと同じように、
音楽を選ぶ際に、ある程度明確な判断基準を持った良質なリスナーの方々もいらっしゃるので、
音楽が「音楽」として保たれていると思います。


上記のことは手前味噌で書いているわけではないのですが、
tinorksの音楽は、決して音楽についての詳しい知識を持った方々や、
ミュージシャンの方だけに届けようと意図して作っているわけではなく、
TVや一部メディアに取り上げられている音楽以外にも色々な形の
スタイルがあるということを、もっと多くの方々に知ってもらいたいという
考えが根底にあります。


作る側の考えですが、tinorksにしか作ることができない価値を
少しでも分かりやすく、たくさんの方々にお届けできるように精進しています。


そこにどんな価値があるのかは、リスナーの方々に判断して頂く所だと思いますが、
なんとなく気になる音や、目の前の風景がほんの少しだけ変わるきっかけになる音など、
ほんのささいないくつもの事柄が、音楽にとっては重要だと考えています。


tinorksの音楽は、ほんのささいなことしか生み出すことができませんが、
共感して頂いた方々の存在によって、そのささいなことは、
とても大きな事柄になって僕らの所に帰ってきます。

それは、音楽以上のことであり、tinörksにとってかけがえのないことです。


心から皆さんに感謝の気持ちを込めて。

建水

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