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2013-06-01

"improvise" live report

2013.5.19 Sun "improvise" at MAMBO CAFE

ライブレポート

Improvise_1

improvise(インプロヴァイス)=イタリア語で「あらかじめ準備していない」の意


中南米の雰囲気が漂うマンボカフェの空間で、
FEELING=ART TOMOさんのライブペインティング、
FM COCOLOのDJ 加美幸伸氏による即興朗読、
そしてtinörksによる即興セッション。


ジャンルの異なる3つの要素が即興というキーワードで
融合したイベント。まさに表現の坩堝(るつぼ)でした。


事前に伝えられたコンセプトは

第一部・・・有限の世界 様々な価値観が行き交う日常の風景
形あるもの・気持ち・生命・生活・利害・流行・雑踏・カオス・
闇・孤独・依存・狂気・お金・地位・名誉・欲など


第二部は無限の世界
宇宙銀河・透明・無・諸行無常・非言語・感覚など

まったく異なるテーマで一見すると矛盾しているように
思えますが、しかしそれらを2つでひとつとして考え肯定していく
動的平衡の世界。


動的平衡とは・・・

「互いに逆向きの過程が同じ速度で進行することにより、
全体としては時間変化せず平衡に達している状態を言う」


第一部のそれぞれのキーワードは同時に第二部のキーワードを
含みそしてその二つが均衡しながら世界を形作っていることに
近いと自分では考えました。


第一部、第二部のはじめから終わりまで即興で音を奏で、
その間にtinörksのライブもあり、2時間半ほど演奏。


メンバー全員、こんなに長時間演奏した経験がなかったので、
さすがに疲れました。(笑)
けれど、加美さんの朗読に込められた創作エネルギーと
TOMOさんの線と色彩のパワーに導かれていると、
あっという間の時間だった気がします。


8×16の木片のピースがキャンバス
描かれるのを今か今かと待っているかのよう
Improvise_1


Improvise_2


Improvise_3


今回の機材 おなじみのnord lead2やblofeldの他にtritonやねじれ工房さんのstomp box(写真右端)も
シンセを弾きながらパーカション的に演奏
Improvise_4


TOMOさんの作品。イベントが始まるとステージに飾られました。近くで見ると実は凹凸がある立体的な作品
Improvise_5


いよいよイベント開始
Improvise_16


Improvise_15

色が足されていきます
Improvise_13

途中で加美さんの即興朗読が入ります
表現に関しては全く打ち合わせしていないのですが、3者の創造がひとつの世界観を形作ります
予想することのできない旅に出るように
けれど目的地はひとつ

Improvise_14


Improvise_17


Improvise_12


第一部が終わり 作品はひとまず完成
Improvise_11

第二部から違う作品へと表現を変えていきます
Improvise_18

描き終えた後はすべてのピースの場所を入れ替えてまったく別の形に組み替えて行きます
まさに今回の見どころのひとつ
Improvise_10


Improvise_9

最終的に組み替えて出来上がった作品
それぞれのピースに独特の世界観をもって、それらが偶然的に組み合わさります。
improvise(インプロヴァイス)=イタリア語で「あらかじめ準備していない」の意味を体現するかのうように
この日、この時間、この瞬間にしか生まれえない、色や線がぐっと凝縮。
ピースが組み替えられたことで、各ピースの不連続性が強調され目の前に広がります。
Improvise_7

TOMOさんの描く世界観が少しずつ色を帯びていき、形になっていく過程を、
多くのお客さんと一緒に共有できたこと。

色と言葉と音がひとつに融合したその瞬間に立ち会えたことが
とても素晴らしいことでした。

すべてのお客さんと、カフェのスタッフの方々、
そして加美さん、TOMOさん、本当にありがとうございました。


いっしょに音を作ってくれたシズーキーと霜野さん、
ありがとう。

_1


元々、即興演奏という引き出しは自分の中にはなかったのですが、
2012年から少しずつやっていくようになりました。
その道を開くきっかけを与えてくれたtinörks初代ギタリストでもある
松村さん、

ありがとうございます。

即興演奏というのは、とても抽象的で、下手をすると何を表現していいのかが、
曖昧になります。

しかし、今回のように力強い表現者の方々との共演は、
テーマがはっきりとしている為、迷うことなく音を作り、
奏でることができます。


削る前から削り出すオブジェそのものがはっきりと決まっているかのように
大きな大理石を彫刻で削るその感覚。

限りなく作曲に近い即興。


表現者として、参加できてよかったと心から思えました。


ここからきっとまた新しい音が始まります。

次回は6/23 奈良にある藝育カフェ sankakuでのイベント。
ムジークフェストなら2013


『三時のおやつはsankakuで北欧』

Sankaku_flyer_1_2_


共演は去年の9月以来となるテノリオン使いの
トグチケンタさん。

イベントは14時半から。
入場無料 1 orderなのでお気軽におこし下さい★

Snkaku_1


ではでは。


建水


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コメント

ノギケンさん

コメントありがとうございます。
このイベントは自分にとっても
ひとつの節目というかポイントとなりました。

元々即興のアプローチは自分の中には
なかったのですが、色々な方とのセッションで
その面白さが少しずつ浸透してきて、
ついには3時間ほども即興できるようになりました。

もちろん今回はライブペイントや朗読から
たくさんインスパイアされたことが大きく、
刺激的でした。

投稿: 建水 | 2013-06-21 23:06

"improvise" at MAMBO CAFE、お疲れ様でした(o^-^o)
リポ、大変興味深い内容でした。

即興を軸とした
空間芸術と時間芸術の共栄の元で産み落とされた絵画が、
即興という言葉を超越した完成度を誇っているのがメッチャ凄いですo(*^▽^*)o
これぞケミストリーのなせる業ですね☆

投稿: ノギケン | 2013-06-21 18:35

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