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2014-10-28

贅沢なほんとに

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tinörksの新譜のマスタリングでYanekaの前田雄一朗さんのスタジオにお邪魔してきました。
4枚目のアルバム『ecotone』からマスタリングをお願いしていて、
何度かスタジオには遊びに行かせてもらってたのですが、
昨日、行ったら前回よりもさらに機材が増えていてびっくりわくわく。

なかなか実物にはお目にかかれないヴィンテージをはじめとする貴重な機材群が目の前にずらっと。

それを駆使して楽曲の質感を思いのままに変えたり、周波数の高い所だけ倍音を足したり、
全体的に音圧を上げたり、各楽器の立体感を出したり、などなど。


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(まるでスピーカーに面接されているような。天井付近にある見た目にインパクトのあるスピーカーは
JBLのシアタースピーカー。見た目とは裏腹に暖かい音なんです。
機材や装置がたくさんあるけれど、内外装とも木を基調としているので
不思議と圧迫感がないのです)

事前にこちらの希望する音の形態をお伝えして、
何パターンも試行錯誤していただいて、アルバムとしての統一感を考慮しつつ、
それぞれ完成形へと進めていただきました。

個人的に驚いたのが、例えば、曲のこの部分だけ別の調整をするとかということも可能で、
細かな処理を各曲とも施していただきました。

スピーカーの前で1曲ずつ確認していると、曲が潜在的に持っているおいしい所が
余すところなく音として前に出てきているのが分かります。

変な表現ですが、曲が喜んでいる。まさにそういう音。

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(寝てるんじゃなんです。集中している時に盗撮されました(笑))
しっかりと聴くのもやっぱりエネルギーいりますね)


それらは、

PCの内部だけで完結するのではなくて、音のデータを
PCから一旦外に出してアナログミキサーやコンプレッサーなどの
ハードウェアの機材を使ってプロセッシングすることによって、
デジタル処理では決して表現できない、アナログの質感というか「うま味」が
加味され、最終的に再度PCに取り込まれた時には、アナログの暖かい質感を
保ったまま、音はクリアになるということです。

もちろん、どの機材を組み合わせてとか、どのくらいのさじ加減で質感を変えるかなどは、
エンジニアのスキルにかかっているのですが、雄一朗さんは世界的に活躍するミュージシャンなわけで、
その辺のエンジニアリングの引き出しも多彩でかつ、結果としてとても音楽的な音になるというわけです。

(雄一朗さんありがとうございました)
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(SSLのミキサーやAVALONのコンプなどドラクエでいうとロトの剣の上、王者の剣くらいすごいアイテム)

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(泣く子も漂う我らがSPACE ECHO。上にあるヴィンテージのマイクのビジュアルがツボ。
SF好きな僕としてはグッときます)


マスタリングの後はCDにパッケージングするためにプレス作業に出してという行程へと進んでいきます。


来月にはたぶん?リリースできると思いますので、しばしお待ちを。


6th

ODOMYUNICA(オードミュニカ)


ちなみにジャケットも僕が制作してます。
tinörksのリーダーとしてしっかり働きなさいということで。
ecotoneの続編的な位置づけなもので。
ありそうでない世界。


それではまた。

建水


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