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2015-01-26

リゲルハトキノ

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tinorks(ティノークス)新譜『オードミュニカ』ライブツアー
東京は北参道ストロボカフェ

白を基調とした店内と暖色系の色をちりばめた椅子など、
自然と心が落ちつく空間の中での音楽




今回は東京ということで特別に4枚目のCD『ecotone』(エコトーン)の時の
メンバーである松村康一氏に2曲目から参加してもらい
久しぶりに4人編成でのライブ


当日にスタジオ入りし音合わせ。
予定ではFullerene(フラーレン)とHoming(ホーミング)の2曲だけでしたが、
新曲『Rigel』(リゲル)もイイ感じにいけそうだったので
やろうということになり、急遽お願いしました。

松村さん、ありがとう!




【Set List】

#1 Hinata(ヒナタ)

MC

#2 Fullerene(フラーレン)
#3 Homing(ホーミング)

MC

#4 Rigel(リゲル) ※新曲




松村さんとは2012年の活動をともにした盟友で
tinorksの音のことや僕のアレンジの癖を分かってくれている
貴重なミュージシャンで、阿吽(あうん)の呼吸で音楽ができる方でもあります。

ちなみに即興セッション・レーベル『undertow recordings』の副代表を務めてます。

僕も参加させてもらっているアンビエントな音源がいくつかあるのでその中からひとつご紹介



※エレピの音を弾いてます(フリーDLなのでこの機会に落としてくださいな)




話をもどして、、、

『Hinata』(ヒナタ)という曲で、雫が小鳥のさえずりを表現しているのは
バードコールという道具。




Birdcall




バードウォッチングで使われるもので、繁殖期には興奮させるからという理由で
鳴らしちゃだめみたいなんですが、バードウォッチングだけだと勿体ない音だなと思い、
楽器としてアレンジに取り入れてます。

最初に演奏したのが野外イベントだったのですが、これを鳴らした所、
まわりの木に止まっていた鳥たちがいっせいに鳴き始めて、
次の曲の間、リアルな小鳥の鳴き声が曲に混じるということに
なったのを覚えています。

見た目は可愛らしいビジュアルなんですが、効果は相当のもの。。。





FullereneとHomingから松村さんに加わってもらい4人のアンサンブル

二人のギタリストがとても対照的な音で、去年8月山辺神社以来の共演となるのですが、
結果としてゆったりとしたアンビエント色を増したサウンドになったと思います。

ちょうど『ecotone』と『ODOMYUNICA』がほどよくmixされた感じ




Photo
(水面に灯る音のように)




どちらのギタリストも変わった音で曲の世界観を彩ってくれるので、
どのフレーズをどちらが弾いているのか、すぐには分からないとは思いますが、
自分にとって非常に貴重なコラボレーションがストロボカフェで実現できて幸せでした。

誤解を恐れずに形容すると、霜野さんは虹色に変化する輪郭がはっきりとしたコーネリアス的な音、
対して松村さんは丸くて暖かいフェネス的な音

去年OTOZAKに出演した後の打ち上げの際にこのネタで盛り上がったのを覚えています。




そして、オードミュニカ以降の新曲として『Rigel』(リゲル)も4人編成で。

Rigel
オリオン座β星、オリオン座の恒星で全天21の1等星の1つ。冬のダイヤモンドを形成する恒星の1つ
(wikiより)




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※右下に強く輝く星がリゲル




この曲を書いている時期に、ふたご座流星群を西はりま天文台に観測しに行き、
偶然にもリゲルに向かって流星が流れるという不思議な体験ができました。

星を眺めていると時間を眺めるというか、悠久の、もっと長いスパンでの時間軸を
感じることができます。

今見ている星は実際にはもうなくなっているかもしれない。。。

大昔、例えばイタリアの天文学者、哲学者であり、
天文学の父として有名なガリレオ・ガリレイが眺めたリゲルを
現代の僕らも見ている




その間に横たわるとてつもなく長い時間




それぞれにとっての生命の物語




その途中




答えがない、そもそも答えを出すこと自体がナンセンスで、
その過程に生まれる物語をただ素直に讃えるという行為...

大好きな写真家の星野道夫さんの考え方に、
やはり行き着くのですが、
星のことを考えていると、心の視野が自然と広がっていくように思えます。

リゲルはオリオン座を形成する星のひとつですが、
その星を通して僕らは自分たちで考えるよりも、ずっとずっと大きな時間の中で
日々生きているんだと思うと、少しわくわくしてきますね。

そう感じます。






最後になりましたが、ストロボカフェでライブをお聴きいただきました皆様、
共演者の皆様、スタッフの方々、
ありがとうございました。

そして、世界観を伝えるほがらかなMCとパフォーマンスを魅せてくれたシズーキー、
忙しいにも関わらずスケジュールを調整してくれて虹色な風景を紡いでくれた霜野さん、
予定外のことにも快く対応してくれた空間音響デザインギタリスト松村さん、
どうもありがとう!




この日、
tinorksというプロジェクトは多くの方々に支えられて
音楽を奏でることができていると
改めて実感できた貴重なライブになりました。




翌日は埼玉にあるmore recordsでインストアライブ!
その時の様子はまた改めて



タテミズ

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