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2015-07-01

未知なる世界は満ちる前に - 1 -

アムステルダム行の飛行機、
気になってた映画のひとつ
デヴィッド・フィンチャー監督の「GONE GIRL」を鑑賞。

ロザムンド・パイクの見えない狂気を見せる演技が
とても印象的。

エンドクレジットが流れる中、
脚本がよくできてるなあと感心していると
オランダ、スキポール空港到着まで
あと30分を告げるアナウンス。




この日、
2015年6月28日午前5時起き
いよいよドイツ、ルクセンブルクでの遠征ツアーへの出発の朝を迎えた。

さかのぼること2011年
tinörksのプロジェクトを静かにはじめた頃、
死ぬまでに一度はヨーロッパの地でライブをしたいという
夢を抱いた。ライブ活動をする中、
その想いが日増しに強くなっていった。

コネもきっかけも得られないまま、日々が過ぎた2015年3月4日
何の前ぶれもなくスウェーデン人からのインタビュー記事の
依頼があり、その掲載を偶然に見たドイツ人アーティストTobias(トビアス)氏から
Facebookでメッセージがきた。




"Hey there

I'm Tobi from Trier, a small city in south-west germany and member of a band called Whale Vs Elephant.

I found your band just by chance reading about you in a blog.
I really like your music. It reminds me a bit on icelandic band Múm or the german band The notwist. Both bands, that influanced my own music too.

I'm organizing 2 mini-festials and some livingroom- and cafeconcerts in my area. So if you'd ever tour in germany it would be nice to invide you here. This area is small but nice.


All the best,

Tobi

PS:
I like your beats and the samples you use. What program are you working with and do you have a special sample libery?"




当初、向こうが本気で言っているとは心底思わず、
半信半疑でメッセージのやり取りをしていたが、
イベント内容、条件や宿泊先の提供など
具体的な話があり、スカイプでのやり取りもする中、
人柄や話口調から真面目な話であることが伝わった。

そしてtinörksの音楽性にとても興味を持っていることも。

Tobias氏のことを紹介すると
彼はメッセージにもある通り、
Whale Vs Elephant(クジラ vs 象)のメンバーの一員で、
ヨーロッパの各地でライブをしているインディーズ・アーティスト
(写真でロシアやルーマニアもあったような気がする)

音源はコチラ








P1080442_till0630_small_2




日本で無名なアーティストが海外の地でライブをすること

実際に会ったこともない海外のアーティストの話を信じて
海外へ演奏をしに行くこと

これがいかに無謀であるかはご承知の通りだが、
しかし、音楽活動をする大部分のアーティストがそうであるように、
今までしていなかったことにチャレンジすることは
創作や活動において必要不可欠なことである。

そして、最も重要なことは同じチャンスは二度と
訪れることはないということである。

これは、tinörksの活動以前から身に染みてわかっていることで、
道を切り拓く唯一の方法はチャレンジしかないのである。

それが例え失敗に終わろうが、記憶に残るほど
散々な結果になろうが。

今までたくさんの作品を生み出し、たくさんライブをしてきたが、
そのほとんどは自分の実力や不足な点を浮き彫りにし、
時には自分の心も蝕むほどの脅威となることもあった。

けれど、それを少しずつ改善する方法がほんの少しでも
見つけることができたから、次にチャレンジすることを
何かしらの形でいただけてきたのだと思う。

「ヨーロッパでライブをしたい」ということは、
当初からtinörksを知っている方なら、
今まで言い続けてきたセリフなので一度は聞いたことがあるかもしれない。

それは自分にとってのまさに夢のひとつでもある。




叶えるために言い続けるのが夢




夢が叶う瞬間は、今回の件で、ふいに訪れるものかもしれないとも思った。

それは、活動をする中で、少しずつ応援していただける方々が増え、
その支えによって活動の幅を広げることができ、
ついには夢を叶えることができたこと。

それはtinörksにとって忘れることのできない事実であり、
無名でかつどんなレーベルにも所属していない僕らが
ドイツのトリーアの街で演奏させてもらえる、いちミュージシャンとしての「誇り」であると思う。

改めて、活動を応援してくださるすべての方々に感謝の気持ちをお伝えします。




それから音楽活動で同じ夢を抱いているすべてのアーティストにとって、
今回の遠征で得られたことが、それぞれの活動にとって少しでも役に立つ
情報となれば幸いです。




日本のおもしろい音楽を埋もれさせないために

活動を広げるための勇気がないがしろにされないために




2015年6月29日
Tobiが貸してくれた中庭の見える部屋から




歩星




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