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2015-07-15

ひとつがすべて その逆もまた -Live at Laden-

tinörks(ティノークス) 2015年6月28日~7月11日までのドイツ遠征ツアー

7月7日(火)Laden

時間軸が前後しますが、
ドイツはザールブリュッケンにある雑貨&服屋Ladenでの
ライブ動画のひとつをTobiがupしてくれたので、
その時のライブレポートです。




曲はTobi(トビ)のバンド「Whale vs elephant」の"Quite thin ice"(クワイト・シン・アイス)

オリジナルはvocalのIris(アイリス)が流麗に歌い上げ、
Dirk(ダーク)のギターも入るアレンジですが、
この日二人は参加できなかったため、
アンビエントな半即興のアレンジになっています。

サポートでバイオリンのJana(ヤーナ)が入ってくれました。




ザールブリュッケン(Saarbrücken)は
フランス国境に隣接し、モーゼル川の支流であるザール川沿いに位置し、
フランス領のアルザス・ロレーヌに近い街。

第二次世界大戦で激しい攻撃を受けた後、再びドイツから分離され、
フランスの管理下に置かれることになったが、
住民投票の結果、再度ドイツに復帰することが決定され、
1957年1月1日を以ってドイツに復帰したという歴史があるそうです。(wiki参照)


Photo
(トリーアからザールブリュッケンまでの列車の経路)


今回ドイツライブで滞在拠点となったトリーア(Trier)からは南方の方角。
列車で1時間少しの場所にあります。

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(DBが目印の列車の駅。DBとはドイツの首都ベルリンに本社を置くドイツで最大の鉄道会社)

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(建物はそれほど高くなく、デザインはそれぞれ少し違えども、高さが同じなので街並みが綺麗)

街の様子は、バロック様式のおしゃれな店がたくさん並ぶ若者の街という印象。

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前を通り過ぎただけですがヨハン教会(St. Johanner)は壮大でした。

P1090121small_till0708




駅に到着後、この日朝から狙いをつけていたTobiおすすめのブルガリアバーガーを
食べようということで、店に向うも見当たらず。

P1090111small_till0708

人に聞くとどこかに移転したかもということで、
しぶしぶあきらめることに。

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(途中、通り雨に何度か会い、機材を守るのに気をつかう場面も)

ブルガリアバーガーはひとつ10ユーロ(1300円)以上しますが、
量が多いのもさることながら、農薬を使っていない有機栽培の野菜と
ストレスをほとんどかけていない牛肉を使用したかなりおいしいハンバーガーとのこと。

事前にHPを見ましたが、かなり巨大なサイズ。


Tobiはかなり腹が減っているらしく、サンドイッチとクレープを食べようと。

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(この写真の店ではなくて、この店の脇で食事(笑)

腹ごしらえをすませいざ会場へ!

Laden_map
(駅から会場まで)


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6時 お店に到着。
夕方ですが昼間のように明るいです。

ドイツに来て驚いたことのひとつが
夜9時半頃まで明るいということ。

時間の感覚がおかしくなります。

それはさておき、
Ladenはどちらかとうと民族的(少しアジア的な感じもしました)な
雰囲気の雑貨や衣類を扱うお店でした。

バイオリンでサポートしてもらうヤーナはすでに到着しているのを発見。

彼女は甲高い声(特に笑い声)が特徴で、二日前にリハーサルをしていたので、
その時に知り合いました。
(会話中、急に笑う時があるので、どきっとしたことがしばしば...)

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Tobiが店の人と話をし、ひとまず会場作りからはじめることに。

お客さんが座る椅子はすでにセッティングしてあって、
どの椅子も本物の切り株の上にクッションを置いていました。

座奏用の椅子も当然切り株(笑)

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それから今回もPA機材(スピーカーやミキサーなど)がないことを確認。
ルクセンブルクでもそうでしたが、機材は当日必要となってから探すというのが
普通みたいです。(※ルクセンブルクでのライブレポはまた後日書きます)

男性スタッフがどこかから借りてくると言い残して店を出て行きました。

機材のセッティングが終わったころにPA機材一式が無事に到着。
けれどマイクスタンドがない。

再びどこかから借りてくるということ。

そうこうしている内にお客さんが少しずつ来場。

Tobiの妹も来て、Tobiと久しぶりの会話をしていてほのぼの。
僕も日本からはるばる来たよなんて言いながら少し雑談。




20人少しのお客さんが集まる中、公開リハーサル開始(笑)

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ネタバレな感じもありましたが、リラックスした雰囲気の中、
いよいよ本番開始。

時刻は夜の8時30分。




【set list】

1. Intro Song
2. Hinata
3. Today's morning electronica(with Jana)
4. Houra
5. Komorebi(with Jana)
6. northern lights
7. Modifications
8. Ljus och snö
9. Sinfonia
10. Honest mistake

EN
11. Quite thin ice(with Jana)




手短に曲解説を書くと

1. Intro Song
オープニングSE的な位置づけ。
他のライブのset listでも1曲目はかならずこの曲。
ちなみにリズムトラックのサンプルは、
ドイツに渡る前にTobiに送った僕のサンプル・ライブラリーを使ってくれています。

聴いているうちに聞き覚えあるなあと尋ねました。
tinörksの「Railnoscape」のリズムの音

2. Hinata
tinörksの曲。TobiがEPで参加してくれました。
彼がときおりマイナーな音を弾くので
ダークなHinataになっていたのがおもしろかったです。

3. Today's morning electronica(with Jana)
ドイツに来てから作った新曲。
ある日、部屋で何気にキーボードを弾いていると
Tobiがキッチンから来て、

Tobi「それ何の曲? tinörksの新曲かい?」
自分「いや、即興やけど」
Tobi「いい雰囲気だね。そのままloopして弾いてみて。レコーディングするから」
自分「あ、、了解。。。」

というやり取りがあって、雫のシェーカーとvocal、
そしてTobiのKeyとリズムトラックを入れてひとまず完成となりました。

ちなみにこのリズムトラックの音のいくつかも
僕のサンプル・ライブラリーのひとつで
Pinionで使っている音。

耳馴染みがありますね。

曲名は晴れた日の朝に作ったので。

ライブではバイオリンのヤーナがカウンターメロディーを考えてくれました。


4. Houra
tinörksの曲。これは雫と二人での演奏。

5. Komorebi(with Jana)
TobiがEPで参加してくれたのと、後半部からヤーナがバイオリンを弾いてくれてます。
いつもと雰囲気が違っていつのまにかドイツver.になっていたのがおもしろかったです。

6. northern lights
Tobiのバンド「Whale vs elephant」のインスト曲。
チェロの旋律が印象的。
雫はメタロフォン、僕はシロフォン的なシンセで参加。

7. Modifications
これもTobiの曲。この日はvocalのIrisとギターのDirkがいないので
雫がvocalとギターのフレーズをメタロフォンで演奏。

tinörksで培ってきた二刀流を見事に披露。
僕は雫のvocalエフェクトのオペレーションに集中。
これはこの日のライブならではでした。

8. Ljus och snö(ユースオースノ)
お馴染みの曲。
Tobiが最も気に入っているtinörksの曲。

9. Sinfonia(シンフォニア)
今年の4月29日のイベントのために書いた曲。
今回のドイツライブで演奏しようかどうか滞在先の部屋で
雫と相談しながら練習していたら、Tobiがまたキッチンから
やって来て、「今の新曲かい?」と。

反応する時はなぜかいつも早い。
興味ない時との差が激しすぎる。
(そう考えるのは自分が日本人だからか...)

メロディーがキャッチーだからset listの最後の方に
組み込もうということになって、すべてのライブで演奏することに。

けれど、時間が長いので、最初のセクションの後、フェードアウトしてという注文付。

tinörksでは珍しくピアノを弾いてます。
雫はvocalとフルートを担当。
TobiはEPで参加してくれました。

10. Honest mistake
Tobiのバンドの曲。
雫がvocalを担当。




お客さんの暖かい声援のあと、アンコールで
11. Quite thin ice(with Jana)

Tobiのバンドの曲。
オリジナルはリズムトラックがなく、流麗な唄と切ないギターが
入っていますが、この日その二人は参加できず。

TobiがEP、僕がシロフォン的シンセ、雫がvocal(コーラス的)、
ヤーナがバイオリンを担当するアンビエントなアレンジ。

半分即興のため毎回アレンジが少しずつ変わります。




お客さんは20人少しでしたが、椅子の数が少なかったため、
店の外に立って聴いてくださる方もいて、
本当にうれしい限りでした。

日本の奇妙な音楽、けれどリラックスした音楽をどのように
受け取って、感じていただけたのかは、分かりませんが、
ライブ後にたくさんの方々に話しかけていただけたこと。

演奏してよかったなあと心から思いました。

そして、予想以上にたくさんの投銭をいただけたことも。
(※投銭の総額は65ユーロくらいで、ヤーナも含めたメンバーの移動費、
この日の食費はすべてまかなえました)




この日、聴いていただけたみなさん、お店のスタッフの方々、
Tobi、ヤーナ、シズーキー

本当にありがとう。

この日のようにお客さんとの距離が近いライブは
国が変ってもやっぱりいいなあと、好きだなあと思います。

リラックスした最高の夜に。

Prost!
Vielen Dank




Hosei




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