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2015-07-26

ドイツ人貿易商グッゲンハイムの自邸だった場所で

7月24日神戸市垂水区にある異人館
旧グッゲンハイム邸にてスペースドッグ!レコード主催のイベント

「Old Modern Standard. Kobe」でのライブ

神戸を代表する”テクノドン”、結成30年の現存するレジェンドユニット
「A.C.E.」さんと共演させていただきました。

そしてこの日はスペースドッグ!プロダクツ第6弾として、「A.C.E.」さんと
我らがTINÖRKSの新曲をカセットテープのフォーマットでリリースするという
記念すべきイベント。


Tape_1_2
(雫が担当したart work!)


Tape_2_2
(ひとつひとつ丁寧にHDからテープへトラックダウン作業
音もアナログですが、作業もアナログ
ダウンロード全盛の今だからこそ、音をパッケージングする作業の意味も重要ですね)


Tape_3_2
(カセットテープは4色)


カセットテープというと若い人は知らないかもしれませんが、
僕が中学生の頃はCDをレンタルしてはテープにダビングするという日々が
日常のことで、自分のお気に入りの曲を集めては自分でmixしたテープを
たくさん作っていました。

大学に入った頃にはMDが出始め、音楽を作るレコーダーとしてYAMAHAのMD4という
MD-DATAメディアに録音する4trのMTRを購入しました。

そしてMD−MTRで作った音をトラックダウンするメディアは
カセットテープでした。

まさに言葉通りのデモテープ

オリジナルの作品集を数本作った記憶があります。

メンバーの霜野さんもカセットテープの世代で
聞く所によるとYAMAHAの4tr カセットMTRで
曲を作っていたとのこと。

当時は音がいいとか悪いとかそういうことよりも、
トラックダウンする先がテープしかなかった(MDはありましたが、
そんなに普及していなかった)ので、現在と比較すると
作品をリリースする媒体の選択肢はほとんどなかったわけです。




時代が流れ、今ではあえてカセットテープで新譜をリリースするレーベルが
いくつもあって、その市場は盛り上がっているみたいです。

今回、カセットテープで新曲をリリースさせていただく話をいただいて、
自分としては時代が一周した感じもあり、原点に帰るようで
なんだか不思議な感じがしています。

カセットテープにはmp3で曲をDLできるコードが付いているので、
カセット自体はジャケットの一部のようにその形状と質感を含めた
デザインを楽しんでいただくという意味もあると思います。

もちろんカセットデッキをお持ちの方(僕も持っています)は
そのままお聞きいただけます。

実際に聞いてみましたが、なんと味のある音!だと改めて
思いました。




前置きが長くなりましたが、
今回の会場は神戸は須磨の近くにある塩屋にたたずむ異人館
旧グッゲンハイム邸


Gugen_7_2 Gugen_6_3


wikiによると…

1912年ドイツ人貿易商グッゲンハイムの自邸として建設。
グッゲンハイムが1915年まで居住し、その後複数の所有者を経て
竹内油業の所有となってからは長期間同社の社員寮として使用。

阪神淡路大震災で被災して以降は空家となり取り壊される
可能性も取り沙汰されていたが、2007年に塩屋在住の
ステンドグラス作家デュルト・森本康代(でゅると・もりもとみちよ)が
保存及び維持管理の為に私財を擲って購入し、
修復作業完了後、2007年10月から貸会場として提供を開始。
2008年2月から、定期的に一般への無料公開も実施している

とのこと。

ドイツへの遠征ライブの後、偶然にも再びドイツとの縁…




現地到着してからお屋敷の入り口を探すも見当たらず、
歩き回ること15分

踏切を渡った上の方にそれらしい建物を見つけました。


Pixlr_20150724144942385_2
(左上方に屋根が見える)


Pixlr_20150724145035308_2


踏切が入り口のようになっている不思議な建物


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西洋館で築100年以上もある建物ということもあり、
立派なというか味のあるというか、
中に入ると別世界のような感じ。


Gugen_1

ステージが組まれた後、リハーサル

スピーカーが部屋の四方+キーボード・テーブルの上に
四面体のものがひとつ設置。
不思議な音の鳴りに会場が包まれることに。


Riha_gugen_4_2


Pixlr_20150724172748049_2

その後、スタッフの方におすすめの店を伺って
駅前の大衆食堂しろちゃんで腹ごしらえ

この店、しろちゃん

からあげ定食を頼んだのですが、
そのヴォリュームたるや凄い量で
かつ、値段が580円という驚異の価格。

からあげが山のように盛られていて、
それに白ご飯(大盛り)、そうめん入り味噌汁、
冷奴、サラダパスタ、ナポリタン、卵焼きの組み合わせ。

結局、からあげをひとつ残すという始末。
すいません。。。

時間帯もあっていつしか店内は地元の人で大繁盛。

繁盛するの納得。

ちなみに商店街の中にあるワンダカレーもおすすめとのこと




本番まで時間があるので、
グッゲンハイム邸にもどり
楽屋がある2階を散策


Gugen_2_2 Gugen_4_2


Gugen_5_2
(2階のテラスから海が見えます。きれい...)


アップライトピアノがあったので、
少し弾いてみると部屋の鳴りがいいのか
とても自然な響きで気持ちいい

今回はカメラ設置場所がなく本番の動画撮影を
断念していたので、zoom Q3HDで
ピアノの即興をいくつか撮影

“Komorebi”や”Fullerene”のようなものなどぽろぽろと










そして本番の時間

set list

1. Opening
2. Ljus och sno
3. Hinata

MC

4. Komorebi
5. Tape
6. Pinion

MC

7. Houra
8. north
9. Rigel


Gugen_play_4_2_2


いつもよりもMCを少なめにしました。

ドイツへ行った影響ですが、
おそらく今後も少なくなると思います。

Gugen_play_5_2_2 Gugen_play_3_2_2


1. Openingはインプロ
3. Hinataはnord lead2を弾かずに
ドイツのライブ用にmicro korg XLで作った音色で
弾きました。

5. 今回のカセットテープに収録した曲
タイトルはそのままですが、テープへのオマージュの意味を込めて
唄が入っています。

少しだけですがサンプル試聴をご用意

今回はHomingやFullereneのお馴染みの曲がなくて、
最後はRigelで締めました。

曲が持っているコンセプトにしばられないで
もっと柔軟にセットリストを組んでもいいなあと
ドイツに行って考えさせられたことに起因しています。


Gugen_play_8_2_2




A.C.E.さんのステージは圧巻で、僕がとても好きな
YMOの全盛期の音(最近のエレクトロニカ路線ではなく)を聴いているようで
ポップだけど尖っていて、そして音数がそこまで多くないのにグルーヴ感が
ものすごいという。

パフォーマンスも圧巻でした。




お越しいただきましたみなさま、
グッゲンハイムのスタッフのみなさま、
DJのsinewaveさん、
MCのYoukiさん棟近ちなみさん、
foodを担当していただいたcoogirlのみなさん、
A.C.E.さん、そして
カセットテープでのリリースのお話しをいただいたのと
素敵なイベントをオーガナイズしていただきました
タクさん、本当にありがとうございました。




次回は美方高原とちのき村にて星空フェス2で演奏(年内最後のライブになりそうです)

満点の星空の下でのコンサート

どうぞお楽しみに




建水

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