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2015-12-15

Looking back on 2015 -アルルの日の出-

今年も残すところあと半月
少し早いですが今年の活動を振り返ろうと思います。


昨年11月にリリースしたTINÖRKSのアルバム
ODOMYUNICA』(オードミュニカ)の
リリースツアーから幕をあけました。





1月
16日名古屋 K.Dハポン
23日東京 北参道ストロボカフェ
24日埼玉 more records


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ハポンでは最後に全員で「ハルヒノ」をセッション。




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そしてイベント後、対バンさせていただいた
ZOKUの方々の打ち上げに参加させていただきました。





北参道ストロボカフェでは、ゲストに初代ギタリストの
松村さんを加えて4人編成で
「Fullerene」「Homing」「Rigel」の
3曲をセッション


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そして埼玉のmore recordsでは、
はじめてのインストアライブを経験

イベントはアットホームでリラックスした感じで
とても良かったけれど、委託販売のことで
問題がいまだに解決せず後味がなんとも…

これも社会勉強ですかね…
いやいやきっちりと対応する必要があると
自分に言い聞かせるつもりで




2月は2本のライブ

レコ発ツアーの続き
7日に京都きんせ旅館でギターの霜野さんが属する
ポスト民族楽団marcoheibeiと
テノリオン奏者トグチさんと共演
「Öde」とTenori-On版「Fullerene」を演奏。

この日限りというのが自分としてはなんとももったいない。
またどこかで演奏する機会があれば…


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実質、この日でODOMYUNICAの世界観は完結




28日はunimiの四ノ宮くんからのお誘いで
イヌイットの言葉でかまくらを意味する
[IGLOO](イグルー)のイベントで演奏


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会場をかまくらに見立てたセットはとても幻想的で暖かい光でした。
鹿肉のシチューもワインとよく合っておいしかった。

めずらしく唄もので「クジラが空を飛んだ日」を
久しぶりに演奏したのはこの日



自主イベントの「屋根裏のトロニカ」以来
なつかしい。。。

この曲のcodaに登場するティンウィッスルは
キーがEbなのでTINÖRKSの楽曲の中では珍しいです。





3月はライブがなく

4月は3つ


11日に宇宙犬のキヨちゃんからお誘いをもらった
Gallery NU-VUでの
『宇宙犬、ティノークスと月へ行く。』に出演

めいPさんのライブペイントとの即興コラボは
なかなか緊張感がありました。





18日は再び東京へ
代官山の「晴れたら空に豆まいて」にて
(名前にインパクトがあってそしてそれに劣らず
会場の雰囲気もすごく…)

『the air is clean and clean』のイベントに出演




29日は心斎橋のLive&Bar 11(オンンジェム)にて
『写LOVE倶楽部』のショーケースで演奏


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FEELING=ART TOMOさんの
ライブペインティングのバックでも演奏

この時に生まれた曲が
「花鳥風月」や「Sinfonia」「バオバブの朝」など
自分のソロで書くような雰囲気を持った曲なのが特徴




5月は
HONU COFFEEにて 『僕らが海へわたる日』と
自分が勝手に名付けたイベントで演奏


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小学校の教室のように並べられた会場のテーブルが
とてもおもしろくて印象的でした


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6月


7日クリスタルボウル奏者であり岸和田薬師院の住職でもある
Yugiさんからのお誘いで高石市の羽衣体育館で開かれた
ヨガ・ファイン20周年記念イベント」にて
ヨガをされている時のアンビエントな音楽を
生演奏させていただきました。




19日から22日まで京都の劇場KAIKAにて
黒木夏海さんのikiwonomu(いきをのむ)第一回マイム公演
『かつての風景』 (4日間 計8公演)に出演


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劇中のBGMをTINÖRKSの楽曲で演奏するという
自分たちにとってはまったく新しい試み


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実験的ではあったけれど、
意外に自然とマイム作品に溶け込んでいたように思います。

唄の曲で「空の余白」を生かせていただいたことが
とてもうれしかったです。





この時に新曲「思う。」をDLコード付き
手漉き和紙ポストカードでリリース。





それから驚いたことは差し入れのクオリティが
半端ないこと!
ごちそうさまでした。

集合写真を撮り損ねたことと、舞台監督のこだちさんが
公演期間中大事に育てていた自家製のヨーグルトの
発酵が終わらず結局食べれなかったことが後悔

計8公演もやると色々と愛着がわくし、
終わった後の切なさもぐっとくるものがありました。

丁寧で本当に素敵なマイム作品。
関われて良かった…




7月

ヨーロッパでライブをするという
ヤネトロニカ時代!から思い抱いていた夢が
ついに叶う

ドイツのトリーアに住んでいるWhale vs elephant
Tobiasからの突然のメールにはじまり
いざドイツの地へ


『Normal』



トリーアの街で「SUMMER IN THE CITY at Posthof」に出演


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隣町であり隣国のルクセンブルクでは
グラーヴェンマハでオープンシネマの前座で2つのライブ
(とことこ歩いて国境を越えるということを経験)

トリーアの南にある街ザールブリュッケンにある
雑貨屋ladenでも演奏





そして帰国前日、滞在先の中庭で
Tobias企画のGoodbye concert


ヴァイオリン奏者ヤーナも来てくれて『Komorebi』などセッション
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そして演奏前に作ってくれた
超絶美味なドイツ伝統料理が最高

渡独前からスカイプで何回も彼とやり取りをする中、
だんだんと人柄が分かってきて
とても親切な人だなあと。
そして実際に会ってコミュニケーションをとっても
やっぱり親切な人でした。

ものを使ったらあっちゃこっちゃ置く癖が
理解できなかったけど(笑)

トビの実家にも招待してくれて
ザールループを見て…という話はまた別記事で。

見ず知らずの日本の無名なアーティストを呼ぶくらいだから
ドイツ人の中でも変わり者だと思うけれど、
彼には頭が上がらないほどたくさんの感謝があります。


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ありがとう、トビ




ドイツから帰国して
24日旧グッゲンハイム邸にて
世界と神戸を音楽で繋げるを掲げる
スペースドッグレコード企画の
「Old Modern Standard. Kobe」に出演


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カセットテープで作品をリリースするという企画


A.C.Eさんとのスプリット版で
TINÖRKSはそのまんま「Tape」という曲を収録





テープで作品をパッケージングすることに
個人的には時代が一周した印象を持ちました。
(音楽を始めた頃、テープにミックスダウンするのが普通だったので)

詩はテープに感謝の意を表して




8月はライブなし


9月

12日兵庫県美方郡とちのき村にて
「星空フェス2」に出演

満点の星空の下でライブをするという
これもひとつの夢が叶った日でした。

こんな贅沢な体験は他ではなかなかできません

そういえば流星をいくつか見ることができました。

願いごとよ、イマコソカナエタマヘ




10月はライブなし

そして11月

日本の様々な文化を伝える
SAMURAI JAPON(サムライジャポン)のツアーに参加
ドイツに引き続きヨーロッパの国フランスでライブ

尊敬するアーティストのひとり
シュルレアリスムの創始者アンドレ・ブルトンの生まれた国

そして絵画の印象派が生まれたのもこの国




フランスで演奏するために書いた曲『ILOHA』



演奏場所はパリとルクセンブルクに近いナンシーの2箇所。


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1年に2回も海外に行くことすら奇跡的なことなのに
それがライブとなると、こんなこともあるのかと
自分を疑いたくなるくらい

出費が半端なく、TINÖRKSの活動すら危うくなるくらいの
リスクを承知で臨んだツアー


2012年にインタビュー記事を掲載していただいた
フランスのカルチャーサイト「KOCHIPAN」(コチパン)の
編集長ディミトリさんとパリで出会えたのは
感動的でした。

インタビュー以降も時々メールでお互いの近況を
伝え合っていたけれど、まさか実際に会うことができるなんて
思ってもみなかったわけで。

音楽や漫画、お互いの国の話などカフェで盛り上がりました。

ちなみにKOCHIPANの意味を尋ねると、
KOREA、CHINA、JAPANの
KO+CHI+PANの組み合わせだそう。




フランスでの演奏は事前に制作した映像を
同時に流し曲の世界観を視覚的にも伝えようと試みました。


屋久島の原生林を舞台にした『Houra』の映像

Houra from Hosei Tatemizu on Vimeo.




それからナンシーに滞在している時に、
パリで同時多発テロが
起こったのはとても残念でした。

到着した頃のパリとナンシーから戻った時のパリの
空気感が違っていたことが、事の大きさを
物語っていました。

そういう悲しい出来事が起こって、自分は皮肉にも
これから未来に向かって世界が
どういう風に進んで行くのかに
関心を持つようになった。

音楽だけでなく、いろいろな事に関心を持って
世界と関わっていたいと




そして12月
記憶に新しい阪急うめだ本店での
「★光のヒンメリと北欧クリスマスマーケット2015★」に出演


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予想をはるかに超えるお客さんの数、
500人近い方々が集まる中、
巨大なヒンメリとミラーボールの光をバックに演奏


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まるでそこが日本ではなく北欧のどこかの街にいるかのような
空間の中で音楽を奏でられたことは、自分にとって
至福のひとときでした。




以上、今年の活動の振り返り。

写真を撮っていただいた方々、
出会えた方々、
支えていただきました方々、
ありがとうございました。


ライブの本数自体は決して多くはないですが、
ひとつひとつのライブがとても印象的で
しっかりと記憶に残っています。
そして音楽を通じてたくさんの方々と出会えたこと。
その度に不思議な縁の力を感じ、
色々なことを思い、考え、日々が繋がっていきました。




自分の思い描いていた夢を
ときにあきらめかけたり、
また信じようとがんばったり

ついに夢が叶ったら
思い描いていたよりも実感がなかったり。
(この辺はドイツの遠征記でまた書きます)

そしてふと我に帰ると、今ある状況でいいのかと
自問自答することにさいなまれたり




歳も歳なので現実問題として
音楽活動との向き合い方も
考えないといけないのですが、
けれど、今抱いている夢はいつの日か
ヨーロッパを旅しながらその土地土地で
ミュージシャンたちとセッションしながら
生きれたらいいなと。

Tobiasがそうしているように、もっと身軽になって
音楽を通して自分の知らないことをまだまだ知りたい。

いつかはもう来ないかもしれないし、
数年後にやってくるかもしれない

明日死ぬかもしれないし、
ずっと先まで長生きできるかもしれない




TINÖRKSの音楽はもちろん好きだし、
表現している誇りもあるし、
たくさんの方々に応援していただいているおかげで
活動させていただいていることに、
いつも感謝の気持ちがあります。




音楽活動を通して、普段エレクトロニカを聞かない、
知らない方々にもその音楽を楽しんでいただきたいなというのと、
TINÖRKSのようなスタイルがもっとポピュラーになって
若い人たちが宅録だけにとどまっていないで
音楽でもっとおもしろいことをしてみようという
気になって欲しいという気持ちもあります。




音楽をして何を成功というのか分かりませんが、
(もちろん音楽で食っていけれたらという煩悩はあります)
面と向かってやるよりも、日常の中に寄り添うように音楽を表現して
生きていければ幸せかな

思えばドイツに滞在した時にそんなことを無意識に感じていたのだろうか




建水

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