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2016-08-28

Overnight -OSAKA-




フィリピンの首都マニラ在住のErwan Heussaff氏がホストを務め
Seabiscuit Filmsが制作の
セブパシフィック航空の番組

『Overnight』シリーズの大阪編が公開されました。

そこに我らがTINÖRKSのメンバーがちょい役で出演しています。


以前にこのブログで紹介しましたが、
『Overnight』という番組は
Erwan(エルワン)氏が各国に36時間滞在して
主に食文化を彼の考察をまじえて取材し、紹介するというものです。
(以前の記事はこちら)


youtubeには他に香港、クアラルンプール、ソウルなど
たくさんupされています。
今はアジア諸国の街だけですが、後々はヨーロッパの街も
取材するとのことです。


TINÖRKSのアルバム『ODOMYUNICA』(オードミュニカ)収録の曲を
BGMにして、スタジオでの演奏風景をほんの少し織り交ぜながら
大阪の食文化、懐石料理からファーストフード、果ては
メイドカフェまで紹介してくれています。


大阪にずっと住んでいますが、こうして
外国の方の目線で徹底的に大阪の食文化を
紹介されるのを見ると、外国の街と比べても
なんと豊かな充実している文化だろうと改めて思います。


アジア特有の雑多煮的なのをベースにひとつひとつの食の
クオリティが本当に高いと思います。


世界中を回ったことがないので、決して洞察的ではないのですが、
スウェーデン、フランス、ドイツ、カナダ、オーストリア、オーストラリアよりも
食事するお店が豊富で、美味しい店の数がかなり多いと思います。


土地の広さに比べて人口密度が高いということや、
勤勉であること、そしてサービス業が異常に発達しているということなど
理由はたくさんあると思いますが、日本が、大阪が、
世界に誇れる文化のひとつであることは間違いないです。


ただ、飲食業で過酷に働く方々の存在があっての文化であることも
忘れてはなりませんね。


僕も似たような接客業に関わる一人として、
そのことを考えると単純に喜べるのは
半分くらいでしかないのです。


ミナミで24時間営業しているラーメン店が動画の中に出てきますが、
それは果たして日本人が心から望んでいる文化だろうかと
懐疑的に思える時もあります。


ところで撮影の日、スタジオからもんじゃ焼のお店まで移動する間に
話したことやもんじゃ焼を食べながら話したことは
カットされているので、個人的には失言が収録されていなくて
ある意味ほっと安心しています。


音楽活動をなぜ東京ではなく、大阪でしているのか、
なぜ今の音楽スタイルになったのかなどを尋ねられ、
直球で答えたので、日本語では到底公にできない内容だったと思います。


逆にエルワンにTINÖRKSになぜメッセージをくれたのかを尋ねたら、
大阪編を制作するにあたって大阪で活動しているミュージシャンを
リサーチした結果、面白そうなミュージシャンがTINÖRKSしかいなかったとのこと。


それを聞いた時、半分、光栄でしたが、半分はとても悔しかったです。
ただ、それが大阪の音楽シーンの現状であり、しいては日本の音楽シーンの
現状とも近いと思う。


逆に言うと、外人のアンテナに引っかかるというのは、
裏を返せば、日本人のアンテナには引っかからないということ。


日本人でもアンテナの鋭い方や洞察力のある方々がいらっしゃいますが、
極端に少ないのも現実。


エルワンは北欧のエレクトロニカシーンのことも当然知っていて、
「TINÖRKSのやっている音楽的な表現は北欧のシーンだと
珍しくもなんともないんだよ」と伝えたら、
分かる分かるって、ただ、日本だと珍しいよねって。


でも、大阪の音楽シーンを盛り上げるために、
ライブハウスの閉鎖的な空間ではなくて、
年齢も趣向も様々な人たちが集まる場所で
演奏活動をしているんだよと、
そして、それはエレクトロニカと呼ばれるジャンルの
ミュージシャンにとっては茨の道なんだよと
伝えると、それも共感してもらえた。


今回彼と知り合えて、話をできた点だけでも
僕にとって大変意義深いことでした。


ところで、他の街の「overnight」の映像と
今回の大阪編の映像を比べると
どこかタッチが違うというか、
うまく言えないけど、どこか二次元的な
香りがする。


メイドカフェが出てくるとかそういうことも
関係しているのかもしれないけど、
それだけではなくて、 ん〜なんて言うか、
土の香りが少ないというか…


あと、寿司の食べ方を解説する女優…
お気付きの方も多々いらっしゃると思います。


どういう作りやねん!と突っ込みを入れてしまいましたが、
そういうことも含めて、『Overnight』-OSAKA-
ぜひお楽しみください!


見た感想をいただけるとうれしいです!
ではでは




建水

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