2014-04-10

自分の仕事を作る

大好きな本

『自分の仕事を作る』
西村佳哲著


自分にとっての指南書のひとつです。

その中から一節

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「自然や波の音、朝日を覚ます森の鳥たち、
あるいは春に咲く花。そうした自然物に、
人が癒される思いを抱きやすいのは、美しいからだけではない。
それらには「嘘」やごまかしが一切含まれていないのだ。」

中略

「いい仕事」とは嘘のない仕事を指すのかもしれない。

・・・・

みっしりと実の詰まった仕事に触れている時、
それを手にした人の口元は思わず緩んでいるように見える。
心が満たされるのだ。


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他にも何度も読み返したくなる箇所があるのですが、
ひとまずこの上記の一節。


音楽を作っていてよく思うのが、音楽を作ることが目的ではなく、
その先の風景を描くことが大事で、その風景を見ることによって
心が彼方に旅したり、和んだりすること。

重要なのは音楽を作るだけでは目的が達成されないこと。

そういう点で、一見矛盾しているかもしれないけど、
音楽を作る上で重要なことは、音楽以外の経験や感覚かもしれない。

音楽はあくまで媒体であって、その先に踏み込んだもの、
それは、たとえば絵画でも、映画でも、小説でも、演劇でも、料理でも、
おそらくすべての表現に共通する何か同じもので、
心を振るわせる核となるもの。

その核を生み出す為に、音楽で日夜アイデアを考えてます。

子供の頃に感動した気持ちで、それを別の視点から大人の自分が見ているというような構図。


建水

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2012-07-13

アラビア遊牧民

遊牧民の曲を書きたくて
本多 勝一さんの「アラビア遊牧民」を買いました。
Photo

買った場所は堂島西に移転した「本は人生のおやつです」という書店。
以前は中崎町のスバコハイツにあったんだけど、
店主に聞いたところ、木造で雨漏りがひどかったので
こちらに引っ越ししたとのこと。

以前と比べて店舗面積が3倍以上になってたのでびっくり。

そこで偶然に見つけたのが本書。

ラクダ、砂漠のことも書かれていて音の参考になると思われる。
音楽を作る時、意外?に音楽以外の事から音のヒントをもらう事の方が
多い気がする。

今月は音源をいかに作るかがひとつのポイントです。
そして自分企画のイベントを継続してやるというのも
今月から始めます。

できると思えばできる…という。

■自主企画イベント■

Yaneura_tronica_image

『屋根裏のトロニカ』at 雲州堂

2012.7.21.sat 

18:15 open / 18:30 start

前売り 1500yen / 当日 2000yen
(要 1drink order 500yen)

あの日

北欧から 遠く離れた 極東の町

一軒の屋根裏で 奏でられた

小さく 丸い 電子音が

あったんだ…

[music]
amante branco


トグチケンタ
Color

earthlayforfiction
Earthlayforfiction_1


tinörks
Tinorks
http://homepage2.nifty.com/mmp/tinorks_top.html


[art]
植松あおば


[poetry reading]
泉由良(IZUMI Yuraly)
Izumi_yura

[DJ]
Motoki Shinomiya
Shinomiya

チケット予約、お問い合わせはこちらのアドレスまで
tronica@goo.jp

Hosei Tatemizu presents
2012.7.21.sat
"tronika of the garret at UNSYUDO in Japan"

18:15 open / 18:30 start

Adv 1500yen / door 2000yen
(not included 1drink 500yen)

On that day

The town of the Far East that left North Europe distantly

It was played in one garret

There were some bleep round small electric music


You can listen to some good music while enjoying a meal
and display of the pictures(arts).
It will be relaxed space.
Please come to enjoy and join if good.

A ticket reservation, the inquiry to this address
tronica@goo.jp


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2012-01-12

星を継ぐ者

ジェイムズ・P・ホーガンの星を継ぐ者、ガニメデの優しい巨人、巨人たちの星の3部作を読んだ。内なる宇宙はまだだけど。かなりおもしろかった。ぜひ映画化して欲しい。

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2011-08-26

旅のラゴス

『旅のラゴス』
筒井康隆著 新潮文庫

読みました。
amazonでレビューを見て、なんだかおもしろそうなSFだと
興味を持ったのがきっかけです。

ラゴスの旅ではなく、旅のラゴス。
読んで気付きましたが主人公は旅なんだと。
だから倒置的なこのタイトル。

全体として一気に読めるほどそれほど長くない物語ですが、
一章ごとの話が本当に秀逸です。
各場面が鮮明に頭に浮かぶほどの文章。でも起承転結の「転」までしかない。
想像の余白をあえて残したまま次の場面へどんどん進んでいきます。

時折現れる伏線に感動し、各登場人物の細かな描写に共感、同化していく時に
なんとも心地よいカタルシスを感じることができました。

ラゴスが旅する世界は原始的で、時に野蛮で不便不条理で、、、でも
倫理的でもあり、そして必死に熱中し何かを創造している時の
高揚感に包まれたもののように感じました。

それは上質な想像的刺激になり得るので、個人的には非常に右脳を触発されました。
もうすぐいい音が生まれ旅しそうです。

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自分の家というか庭というか、草の上でまったりするような環境音楽やってます。

tinörks(ティノークス)
Tinorks_prof_hp

tinorks(ティノークス)
2007年極東の日本にてまだ見ぬオーロラを
夢見ながら結成。
Vocal,Tin Whistle,Melodion,Indian Flute,Metallophonを
愛する川原雫とKeyborad,Synthesizer,Programming,
Arrangeを担当するギターを挫折した建水歩星による
2人で4人分ユニット。
ユニット名の由来はジャンルに捉われない表現活動を
するという気持ちを込めてアナログにはじき出された造語。
ケルト音楽、ライト・エレクトロニカ、印象派に影響を受けた
オリジナル楽曲を制作し、ヨーロッパで活動希望中。
「間」をひそかに大切にした環境音楽的なものや、
浮遊するリズムと言葉そして木漏れ日の唄が組み合わさる
カフェテラスな休日音楽、どこにでもある日常が少しだけ
空想の世界に変わる音楽を目指し、まだ音旅の途中です。

Sounds to change eveyday a wee bit into the farthest world

音源試聴はこちらから↓↓↓
muzie

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□【新譜】2nd CD『gyrocompass』(ジャイロコンパス) 
ライブ会場、HPにて発売中 ¥1500
Gyrocompass_new

□1st CD『nayuta』ライブ会場、HPにて発売中 空想込み価格¥1500
Nayuta_jacket

mp3ファイルはitunes store、amazon.comで購入できます。

□Sound&Recording Magazine(2010/1月号) 『KEN ISHII 15TH ANNIVERSARY』
コラボ企画に入選。入賞音源を集めたコンピ『KI-15The Collaborations』
iTunes store、着うたサイトTONE.scで発売中。
『KI-15The Collaborations Part2』 7.KEN ISHII&Hosei Tatemizu
Ki


official site: http://homepage2.nifty.com/mmp/
My Space: http://www.myspace.com/tinorks

Sounds to change eveyday a wee bit into the farthest world

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2011-05-26

20歳のときに知っておきたかったこと

What I Wish I Knew When I Was 20
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

良い本に出会えました。
大切なことや忘れてたことが書かれていました。

自分が動かないと何も変わらないということ。

後悔しない人生は幸せでもあると思いました。

自分自身をもっとも適切な場所に位置づけるために。

周りを見るといつもと違うものが見えてきます。

一通り読み終え2周目に突入です。

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2011-05-18

本は人生のおやつです。おやつ買いました。

本は人生のおやつです。小川洋子 薬指の標本 ぎりぎりでハンドルを切る

今年のGWに中崎町にある「本は人生のおやつです」という3坪ほどの書店に行きました。
ほんわかTVで紹介されていてそれで知ったのですが。

道に迷いつつ現地に到着。
店主の方に本のカウンセリングをして頂いて薦められた本の中の1冊が
小川洋子さんの「薬指の標本」。

ぎりぎりでハンドルを切る感覚、空想と現実の境目を行くという解説に
惹かれ購入。(小川さんの本は読んだことがなくもちろん博士の愛した~も読んでません)

読んでみるとやっぱり好きな世界観で一気に引き込まれました。
店主の方が言うとおり小川さんは文章が上手いというか
登場人物の心象を例えるのがうまいなあという印象。
レトリカルな表現にセンスがある人だなあと思いました。

また人生のおやつ訪れようと思います。
こうしてリピーターになって行くんだなあと実感。

それにしても本をただ買うだけではなくて、この本にはこういう魅力があるということを
生の声で説明してくれるのは、デジタル隆盛の現代に昨今において貴重なサービスだなあと思います。
大手には絶対にできないなあと。

ベストセラーだからだとか、著者が有名だとか、流行ってるからだからとか、TVで紹介されたとか、
いつもどの殺し文句もピンと来ない。どれもが売ることにしか興味がない売り方だからかなと思います。

心からその本の素晴らしさを伝える人があまりにも少なすぎる気がする。
生の声で、ネットのレビュー、呟きではなくてね。

真摯にというか誠実にというか。

心から対象の魅力を伝えられるというのは、すごく人間的なスキルが必要だと思います。

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2010-12-30

未来型レーベル

津田大介+牧村憲一 共著
「未来型 サバイバル音楽論」
USTREAM,twitterは何を変えたのか

読みました。

現状、音楽産業では何が起こっていて
以前とどう変わったのか、そして未来型レーベルについてが
わかり易く書かれてます。

2000年代と2010年代、いわゆるゼロ年代とテン年代と言われる
その間の10年で大きな変革があったということ。

読んで特に思ったのは、クリエイターが作品を作って
それが必要とする人に届くまでの距離が短くなり、
加えて敷居が低くなったということ。

これは音楽だけではなくてクリエイティブな作品の流通自体が
変わったということ。

要はネットやそれに関連したメディアの種類が増えたことによって、
それをどう活用するかと作品にどういう付加価値を付けてアピールするか
ということ。

音楽に関して考えると、現状、音楽を作る手段とツールが容易に
手に入り、かつ発表の場とそれを楽しむ手段が以前と比べて格段に増えた為、
楽曲自体のクオリティが以前よりも重要になってくるというのはあるのですが、
逆に何がクオリティが高く、何が低いのかを判断する基準も曖昧になってきていると思う。

そうなってくると、作品を生み出すクリエイターよりも、その作品の魅力を
プレゼンする役割を担う人の方が重要になってくるのではないかなとも思う。

もうすでにSNSやtwitterなどでの口コミはそういう役割を担う人を自然と生み出す役割が
あると思うのですが、良質なクリエイターと同じく、そのプレゼンター的な人の質も
かなりシビアになると思う。

芯がぶれないことが大事。

クリエイトするツールが容易に手に入ることは、同時に誰でもいつでも何かを
クリエイトできる環境を作り出すことと同じだと思うのですが、そうなった場合何を基準に
クリエイトするのかが問われると思う。

僕自身、体温を失った作品を作りたくないし、逆に作った人の体温を感じれない作品には
触れたくない。

時間をあまりにかけ過ぎて作者の初期の意図とはかけ離れた作品を発表することには
疑問があるけれど、吟味しないで衝動だけで生み出される作品は、どこか冷たい感じがする。

「共有」という言葉が色々な場所や環境ですごく重宝されていることを感じますが、
体温のあるものを共有できるかどうかが、クリエイティブに関してのひとつのキーワードかなとも感じています。


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Tinorks_image2
北欧エレクトロニカ・環境音楽
tinörks(ティノークス)次回のライブ

2011/1/22(土)
京都 烏丸 Blue Eyes
"Lunch Meeting at Blue Eyes"

12時と13時開始の2分構成。
チケット、チャージともなし。
ランチライブ。

音源試聴はこちらから↓
http://www.myspace.com/tinorks

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□【新譜】2nd CD『gyrocompass』(ジャイロコンパス) comming soon

□1st CD『nayuta』ライブ会場、HPにて発売中 ¥1500
Nayuta_jacket

□Sound&Recording Magazine(2010/1月号) 『KEN ISHII 15TH ANNIVERSARY』
コラボ企画に入選。入賞音源を集めたコンピ『KI-15The Collaborations』
iTunes store、着うたサイトTONE.scで発売中。
『KI-15The Collaborations Part2』 7.KEN ISHII&Hosei Tatemizu
Ki


official site: http://homepage2.nifty.com/mmp/
My Space: http://www.myspace.com/tinorks


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2009-11-30

この本に出会えて、良かった

書きたいことが、なかなか書けないですが、、、

書かないといけないと思ったので書きます。

ちくま文庫『自分の仕事をつくる』西村佳哲著
を読みました。

50冊に一冊あるかないかの自分にとってかなり影響力のある良書です。

読後現実が変わるとかそういうのはないですが、自分の中の指針が変わりました。もっと言うと生き方を改めないとまで思いました。

音楽についてはほとんど記述されていませんが(興味深い記事はあった)今まで自分がやってきた音楽の作り方を根底から変えるきっかけとなりそうな
文章が数多くありました。

この本を読もうと思った動機は、「アーティスト症候群」という本を立ち読みし、「アーティスト」と言う言葉や雰囲気に関して自分がぼんやりと思っていたことが、そこに書かれてあったことと重なり、「アーティスト」と言う言葉に抵抗を持ちました。

そして、昔から興味を抱いていた「デザイン」という言葉がより色を濃くして、まとわり付くようになりました。

デザインに関しては完全に興味だけで、何も知らない為、それを紐解きたいと思うようになり、デザインに関しての書籍で自分が惹かれるものを探していた矢先に『自分の仕事をつくる』という良書に出会いました。

この本の何が良いのかと問われると、大切なことが多過ぎて一言でそれらを述べることは非常に難しいですが、あえて書くと

最も重要なキーワードのひとつが「自分を、物事を、極限まで掘り下げる」ことであると
思います。

今後再読することによって、まだまだ大切なことを自分の中に植えて行きたいと思ってます。

この本に出会えて良かった。

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2009-08-22

音楽機械論

「音楽機械論」吉本隆明+坂本龍一
(ちくま学芸文庫)

読みました。

1986年の頃の対談で古いけど、とても内容が濃く興味深かったです。
この頃は教授の「音楽図鑑」が出た後くらいの時期だと思うのですが、そのアルバムの制作の仕方にアンドレブルトンの自動記述(オートマティスム)が関係していることが興味深いです。

それは言葉という反省作用を極力失くしてという、つまり無意識をそのままアウトプットしていくという作業と思うのですが、そこには映像的なイメージや言葉などの付加的なものを絡めないことだと思います。

この他にもまだまだ汲み取れることが多く、自分にとって音楽制作の指南書の一冊になると思いました。

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2009-08-20

FW

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「フィジカル・インテンシティ」村上龍 著

を読んだ。内容は1998年のサッカー・フランスW杯の頃のエッセイ。
特に印象深いのはFWというポジションについてのこと。

「今大会で実際に見たストライカーたちは全員危険なムードを持っていた。(中略)顔つきや佇まいが不穏な感じがした。(中略)傑出したストライカーはスラムから生まれるとよく言われる。」

ポジションとそこでの才能が文化的、土着的な背景と結びついているという記述が衝撃的だった。

出る杭は打たれるという共同体の作法が無意識の美徳とされるこの国では、ペナルティエリア内でも平気で横パスを選択する。サッカー以外の何らかの要素が作用しているとしか考えられない。

また、オランダの歴史があるクラブチームの設立された年、日本では江戸時代末期だったらしい。

それを考えるとW杯でベスト4を宣言する声は、勇気や積極性などではなく自分の実力やサッカーの歴史そのものを無視した無知の発言のないものでもない気がする。

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