2007-02-10

cafe cappuccino

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February 4 Sunday

ミドルノート工房

最後の演奏の記録 

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写真を撮っていただいたことが、本当にうれしかった。

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今までで一番リラックスした演奏。演奏中は容姿まで気を遣わないので、たまに表情が大変なことになっているけれど、けっして嘘の演奏をしていないという証拠でもある。そして自負もある。

(Phot by NAKANO san. We do appreciate for your kindness..)

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2007-02-07

あいさつ文

Middlenote24

ミドルノート工房での最後のライブにお越しいただきました皆様、本当にありがとうございました!

カフェでのライブは久しぶりでしたので、いつものライブとは対照的な感じになりましたが、
とても大切な時間を過ごす事ができました。

(ここからはちょっと固めに書くぞ)

cappuccinoの活動を始めて約5年と少し、間に8ヶ月の充電期間はありましたが、ほぼ休むことなく毎回毎回、全力でそれこそ命を懸けて、聴いてくださる方に少しでも何か感じていただきたくて表現してきました。

活動初期の頃は、ほとんどイメージ通りにならないライブがほとんどでした。それでも、毎回少しずつでも良くしようと思いながらやっているうちに、この充電前最後のライブに至りました。2005年の後半頃から少しずつ、イメージを音に表せるようになり、2006年頃から楽器もライブの度に増えていくような、演出もやりたい放題?、しかけだらけになっていき、充実した演奏ができるようになりました。

それには相方の雫が牛歩的ではあるんですが、地道な努力を重ねては崩しまた重ねては崩しといったことを繰り返しながらも、常に妥協しないで自分を成長させることに全力で
取り組んでいたことが大きく関係しています。それから、ライブを楽しみにしてくださる方々が僕らにとってどれだけ大きい存在であるかは到底言葉では言い表せません。それはまたライブが成功する最大の理由でもあります。

それから、ライブでコラボレーションさせてもらった幾人かの素晴らしいアーティストの方々からは、たくさんの刺激を受けて、至福のひと時を過ごせました。

充電のため、職のため、音源のため、将来のため、ライブをお休みするのはひとつだけの理由ではないです。それから、またライブをできるのか(するのかではない)は未定です。ライブをするからには中途半端なものにはしたくないと考えているからです。

今までライブをする時は、一回一回、倒れてもいいと思うくらいのエナジーをつぎ込んできました。曲作りから、アレンジ、演出に至るまで、しがらみがないのを追い風にして、その時にやれるだけのものを表現してきました。人によっては、様々な見方があると思いますが、純粋に、また自由に表現できるのは(しなければならないのは)、インディーズ
(このくくりにかなりの違和感があるが)アーティストの特権です。ウケをねらったり、何かにこびたり、人真似をするのではなく、(かつ恣意的ではなく)純粋にクリエイティブなことをしないといけないのではないかなと思います。それは、自己満足であってはならないし、
他者と共有できるものでなければならないと思います。

分る分らないだけで判断する聴き方ではなくて、おもしろさを発見する聴き方、楽しみ方がもっと慣習的になることを願う一人です、僕は。絵画だって、そのバックグラウンドや作家のことが分ったほうが、絶対にその作品の見方が変わってくるし、おもしろいに決まってます。

だから、作り手は作品にしかけを(おもしろい罠)を仕掛けるべきなんです。もちろん責任を持って。自由放任の表現はどうかなと思うけど。

(今日は書くぞ!)

かなり、脱線してきたので、ミドルノート工房でのセットリストを書きます。この日は音楽的無礼講。2ステージあって、なおかつ持参したデジタルピアノでしたが、ゲストのオカリナ吹きのユカリナさんとのセッション曲あり、久しぶりに僕の長MCあり、でその場で手作りしているような貴重なライブになりました。

set list

1. The South Wind
2. ひとつのショコラ
3. Inisheer
4. 風のとおり道(カバー)

休憩

5. fire a salute
6. ユカリナさんオカリナソロ
7. The nameless world
8. Tee

ひとつのショコラからユカリナさんにオカリナで参加してもらいました。アレンジも少し変えて「森」の色が濃くなりました。ユカリナさんが耳コピしてくださっていたので、スタジオではすぐに合わせることができました。(ユカリナさんの音感はすごい!僕にはその才能はありません)それから、当日に新しいオカリナを購入されていて早速それを使用されてました。

続くInisheerでも最初にウィッスルとオカリナが交互に出てきて最後はユニゾンになるという構成にしました。ウィッスルとオカリナの音が混ざるというスタイルは、日本広しと言えども、それをやっている人は少ないんじゃないかなと思います。前日に初めて3人でスタジオに入ったのですが、本番の方が断然ユニゾン時の鳴り方が良かったです。

cappuccinoの曲は民族楽器と相性がやっぱりいいと再確認。オカリナはイタリアの楽器だから、やっぱり自分の興味と通じるものがありました。

続いて、スタジオジブリ作品から映画「となりのトトロ」の挿入曲、敬愛する久石さん作曲の「風のとおり道」を3人で演奏。ユカリナさんが一緒にこの曲をやりませんかというお誘いがきっかけで、アンサンブルのアレンジを急遽書きました。カバーはほとんどやらないのですが、ジブリはやっぱり例外的。

前日のスタジオで最初合わせた時に、もうほとんど完成されていて、3人のジブリ値の高さを改めて再確認。(みんな影で練習してきた感あり)デジタルピアノじゃなかったらもっとよかったのになあと後悔はありますが、本番がとても良かったので満足してます。

休憩をはさんでお馴染みタッタタララ。前半部があるから後半が活きるんだけどなあ…。3連恐るべし。その後は、打ち合わせになかったのですが、急遽ユカリナさんにオカリナのソロ曲を吹いてもらいました。オカリナの音色だけで十分気持ち良い!伴奏がもしあれば蛇足です。タイトルは忘れたけれど、確かスパニッシュケルトの曲だったかな…。展開がものすごい印象に残っています。40分ほどのステージでオカリナ演奏を聴いてみたい!本人はそういうことには無欲なのかなと思ってしまいます。

それにしても、オカリナの音と共演できるとは思ってませんでした。ユカリナさん本当にありがとうございました!ウィッスルとオカリナのアンサンブル良かったなあ…。

それを想定してきちんとしたオリジナル曲を書きたい。でも充電だしなあ。そういえば、行きしなの電車の中で雫が、cappuccinoにオカリナが入ったら、「歩星と森のゆかいな仲間たち」というユニット名が合うなあと言って思わず笑ってしまったけれど、実際「風のとおり道」はそんな音になってて、演奏中に思い出し笑いしそうになってやばかった(汗)

そんなことはまあいいとして、この日のライブに来ていただいた方々には、心から感謝しています。みなさん暖かく聴いていただいて、演奏後に色々と音楽の話ができて楽しかったです!まさにカフェライブの醍醐味。思ってみれば、最後にして初ワンマン(笑)。それに気づいたのが本番中。やっぱり生演奏は聴くのもやるのもどっちも気持ち良い。一区切りとしての大切なライブがミドルノート工房でできたこと、そしてそれを聴いてくれた人がいることが本当にうれしいです。この日は僕にとって忘れられない日です。

復活の時を願って、深海、海の底へ行ってきます。

Think and Sink

 
考えすぎて頭でっかちにならないようにしないと。

ではではみなさん、ライブではちょっとご無沙汰します。ブログは書くと思いますので、また活字で会いましょう!

建水歩星

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(All phot by mino san. Thank you!)

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2007-01-29

Tee

28日のミノヤホールでのライブにお越しいただきましたみなさま、スタッフの方々、共演者の皆様、どうもありがとうございました~!

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(phot by NAKANO san. Thank you.)

皆様のおかげで、本当にいいライブをすることが出来ました。
お客さんの拍手のタイミングが絶妙で今までで一番テンションが上がって演奏することができました。一期一会の空間、瞬間、本当に貴重な夜でした。拍手も演奏の一部、音の一部ということを、心から感じました。本当にありがとうございます!

そして、オケの練習などで多忙な中、この貴重な日にパートを最高なものに仕上げてくださったチェロ奏者の竹内さんに心から感謝しています。
僕にとって最高の一日、そのセットリストです。

1. The South Wind(Irish Trad)*short version
2. ひとつのショコラ(extended version)

MC

3. fire a salute
4. 千年
5. 17小節の短編絵画(cello solo)
6. ユニコーンは砂時計をみつめる

MC

7. Tee (ver.2007)

1曲目のSouth Windは時間の都合上ショートヴァージョンにしました。コーラス部分がなくなっています。

2曲目のショコラは後奏部分が新たに付け加わるヴァージョンで、ボンゴとピアノの両手弾きがあります。やっぱりハーモニーは犠牲になってます。MCをはさんで、チェロ奏者の竹内さんを紹介。一言お言葉をいただきました。やはり慣れてらっしゃいます。

満を持しての fireを演奏。アレンジが苦労しましたが、良い感じのアンサンブルになりました。例の後半部はチェロの裏メロのリフが曲に力強さを加味してくれています。音色も最高でした。

千年ではチェロはお休み。前曲と対照的に静謐な曲です。イントロ部にバリの風鈴を鳴らしました。近代化されていない音がやっぱりぐっと来ます。

唄がもっと伸びればよかったかなと思います。千年のフェードアウトとともに暗転、この日のために急遽5日前に書いたチェロソロ曲「17小節の短編絵画」が始まります。叙情的に弾いてくださったので、リハよりも格段に雰囲気がありました。ライブ後の打ち上げで話をしたところ、美術館によく行かれるということだったので、自然と、また直感的に曲のイメージを汲み取っていただけたのかなと思いました。やっぱり通じるものがありました。

曲の途中からピアノが加わり、ハーモニーを広げ進行させました。でも50秒しかないので、次曲「ユニコーン~」のイントロ的な位置づけになりました。「ユニコーン~」は先のメイデンで一度演奏しているので、かなり締まった演奏でした。リタルダントも不思議と決まります。最初のスタジオリハからなぜか合ってました。やっぱり通じるものがあります。

MCをはさんでラストは何年ぶりか分りませんが「Tee」を久しぶりに演奏しました。アレンジも変えました。チェロが入るのなら絶対にこの曲ははずせないと決めていました。アレンジは一番苦心したのですが、うまく音域を分けて鳴っていたと思います。チェロが入ることによって、ものすごく曲の世界観がはっきりと写るというのは作曲段階から確信してました。それが現実に実現して、本当に感慨深いものがあります。

本当はもっと色々なアンサンブルや試みを試したかったのですが、時間の都合で間に合わなかったのが少し残念です。でも、本当にぎりぎりまでアンサンブルについて試行錯誤したので、ベストなライブができました。

何度も書きますが、聴いてくれる人の雰囲気と拍手のタイミングが最高でしたので、素晴らしいライブをすることができました。みなさんの音楽を愛する心に感謝しています。

最高のお客さんと最高の演奏パートナーに恵まれて至福のひと時でした。

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2007-01-14

Elanif og

13日のMaiden Voyageでのライブをお聴きいただきましたみなさま、どうもありがとうございました~!今年最初のライブだったので、かなり緊張しましたが、多くの方々が耳を澄ませて聴いて下さいましたので、自然と演奏に集中することができました。それからハイレベルなブッキングアーティストの方々、スタッフの方々本当にありがとうござました。

それでは今回のセットリストです。小物がまた増えました。

1. 原生林への音楽

2. The nameless world

MC

3. fire a salute

4. The South Wind

5. 千年

MC

6. ユニコーンは砂時計をみつめる

1曲目の「原生林~」はピアノを弾きながらボンゴを叩くというハーモニーを一部犠牲にした上にウィッスル、コーラスが重なるという曲です。イントロ終わりにバリの風鈴を鳴らしました。ウィンドチャイムに近いビジュアルなんですが、音は風鈴だけあって散漫的な感じです。合理化されていない点がよくて気に入っています。アジア雑貨店で見つけました。こういう曲調はCDではよくあるのですが、ライブではほとんど聴くことが出来ないので、表現における日本の保守性を感じてしまいます。それはまあいいか…。

2曲目の「nameless~」は竹で作られたメキシコ(仮称)が登場します。木魚に近い音でほのぼの系です。曲調は王道パターンです。海の中の曲です。

4曲目「The South Wind」は17世紀かもっと前のアイリッシュトラッドです。コード進行と構成をほとんど変えました。原曲をご存知の方がもしいらっしゃれば、違う曲と思われるかもです。 単純にダイアトニックコードを使ったハーモニーというのがどうもおもしろくなくて、それと予定調和なものになるというのも、いかがなものかと思ったのでメロディー以外を変えるに至りました。

6曲目の「ユニコーン~」ではチェロ奏者の竹内さんに加わってもらい3人でのアンサンブルになりました。直前のMCでご紹介して、特にここで何か話してもらうという風に決めてなかったのですが、カプチーノに対して思っていることやチェロが加わった時の印象などを話してもらいました。普段ピアノトリオやオーケストラで演奏されているだけあって、色々と慣れてらっしゃいます。

曲の方はというと、モニターの音が抜群に良くて、アレンジもかなり考えたので、イメージ通りの演奏が行えました。チェロの倍音の豊かさ、物悲しさには理由なく惹きつけられるものがあります。

思えば活動を始めた頃からチェロの音をライブでどうしても入れたくて、でも良い方が見つからなくて現在に至ったわけですが、今回幸運にも竹内さんと知り合えたことは本当に奇跡的です。

次回のライブは28日(日)にミノヤホールで夜7時開演です。この日もチェロの竹内さんが3曲ほど参加してくれる予定です。5年と少しの間活動してきたcappuccinoにとって重要なライブになります。ぜひ聴いてください。

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2006-12-10

戦メリイオン

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この日はTomokoさんに呼んでいただいて、イオン大日店でのクリスマスコンサートに13時から30分間出演しました。

ショッピングセンター(今主流のシネコン)で演奏するのは初めてで、公でクリスマスソングを演奏するのも初めて、加えて白いグランドピアノ(自動伴奏付き。SMFなんかを再生できる機種かな)を演奏するもの初めてで、初体験づくしでした。

場所や雰囲気ががらっと変われば、もろもろも変わります。

スタッフの方々、お聴きいただきましたみなさま、そしてTomokoさん、本当にありがとうございました。

少しでもクリスマスの雰囲気を楽しんでいただけたなら僕らにとってはとても幸いです。

この日の編成はTomokoさんがHarp,voで相方がTin Whistle,vo,metalophone、僕がピアノ。

選曲はアイリッシュトラッドから「Inisheer」「The South Wind」、クリスマスソングから「きよしこの夜」「サンタが街にやってくる」「ジングルベル」ディズニーから「小さな世界」、そして坂本教授の「戦メリ」。

戦メリをこういう場所で演奏するとは思いもしてなかったなあ。この曲はしょっちゅうアレンジが変わるので、どうしようかと迷ったけど、楽譜をそのまま弾いたら教授に怒られそうな気がしたので、いくつかのアレンジを混ぜて演奏することにしました。

タメ、揺れが難しかったですが、集中して弾けました。

教授曰く「この曲の主旋律のリフは演歌に聞こえる」と。

だから日本人に好かれるらしいです。

思ったよりもたくさんの方々に足をとめて30分間の演奏を聴いていただくことが出来たので、結構練習したかいがありました。(泣)

来週の19日には堺筋本町にある明治安田生命ビル1Fのタリーズコーヒー(堺筋本町駅・4番出口すぐ)にて
相方の雫が再びTomokoさんに誘っていただいて、二人でアンプラグドの演奏をします。時間は
17:30~ 18:30~ 19:30~  各回30分です。

僕は予定があってどうしても行けませんが、ハープとウィッスルのアンサンブルが好きな方はぜひコーヒーを味わいながら、音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか?



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Phot by NAKANO san
Thank you.

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2006-11-28

民族楽器に触れ合うというイベントでした。

25日は大東市のまなび泉という、小学校の教室だと思うのですが、そこでTomokoさん主催のイベントに出させていただき、童謡などをピアノとボンゴを使って演奏しました。

お集まりいただきました皆様、どうもありがとうございました~!そして呼んでいただいたTomokoさん、スタッフの皆様どうもありがとうございました!

こういう趣旨のイベントは生まれて初めてで、ほんとに試行錯誤しながらの演奏でしたが、積極的なみなさまのおかげで大いに盛り上がりました。

子供たちと音楽を通して触れ合うということは、自分にとって大きな経験になりました。

童謡には世代を超えてひとつになれる何か不思議な力があります。心象風景を呼び覚ましてくれるというか…。大人は子供の時の風景を思い出し、子供はやがて大人になったときの大切な一ページを今まさに刻んでいるんだなんて思いながら(大げさで、青くさい言葉だど)、帰り道を歩いていました。

イベントの後は、大東FMの番組のひとつ「TomokoのMusic Cafe」にゲストで出演させていただきました。

ネット配信されていると思うので、ぜひ聴いてください。Tomokoさんの質問になんとか対応する素の歩星がしゃべっています。生放送はまだ慣れません(汗)。

番組内でコラボトンから「星ノ道ヲ」他数曲流していただきました。

もし何かあればご感想などお気軽にお寄せください。
ちゃんとお返事を書かせていただきますので。

それから、2日くらい前から自宅のPCの状態がどうにもかんばしくなく、かなりの頻度でフリーズしています。

この記事もネットカフェで書いている有様です。

活動状況、近況など更新間隔が遅くなるかもしれませんが、許してください。修理に出すか、新しいのを買うかなんとかして元の状態に戻したいものです。

それではまた~。

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2006-11-15

Waterism 1104 Maiden Voyage Live

11月4日はライブハウスでは今年最後となるcappuccinoのライブでした。

場所は先週やったのと同じ場所六甲Maiden Voyage。

この日はMCの時間を短くしていつもより一曲多く演奏しようと決めていました。

次のライブが決まっていないと、燃焼して倒れてもいいやと思えるものです。

cappuccinoの音楽は傍目には静かな印象を与えるかもしれないですが、集中力によるカロリー消費量は半端ではなく、案の定この日も演奏中に汗が滲み出し、目に入るわ、床に落ちるわで大変でした。 そして、ライブ後にはほどよい解放感に包まれ衰弱しながら外で倒れていました。

ステージ上(ライブハウス内)の非日常から、日常へ急に戻ると、脱力感にさいなまれます。 そんなことがありながらも、今年ライブハウスでは最後となるとても充実したライブ、演奏を行うことができました。 これもひとえにいつも応援してくださる方々のおかげです。本当に心から感謝の気持ちが尽きません。 ありがとうございました! そして、この日の共演者の皆様、スタッフの方々、聴いていただいたすべての方々に心から感謝させてください。 それでは、セットリストです。

1. 原生林への音楽

2. The nameless world

MC

3. fire a salute

4. 千年

5. Inisheer(Irish trad)

6. 水の民

MC

7. ユニコーンは砂時計をみつめる

#1の「原生林~」では10月のミノヤでのライブに続きボンゴを叩きながらピアノのベースを弾くということを試しました。見慣れてない人にとっては、そのビジュアルに多少なりとも違和感を持たれたかも知れません。

僕らが表現の基本としていることは「音楽的な自由」であり、「おもしろい」ものは何なのかを追求することです。今それを詳しく書くと文字数が大変なことになるので(汗)、またまとめて次回改めて書きます。

#2の「nameless~」ではオカリナ吹きのユカリナさんからお借りしたメキシコの打楽器を効果音的に使いました。 VOマイクで拾うことは難しかったですが、それは想定していました。この楽器は素材が竹で、見た目がおもしろく、また音から泡をイメージできたので、「nameless~」で使うと合うのではないかなと思いました。

#5のアイリッシュトラッドにおけるグランドピアノ(生ピアノ)とウィスルの組み合わせは、この日がはじめてでした。 ピアノの倍音と笛のピッチのずれによるアンサンブルが演奏しているととても心地よかったです。(幸いなことに僕は絶対音感ではないのです)

短い曲紹介を挟んで今年最後の新曲「水の民」。 水の擬人化がコンセプトです。生命の基本要素で最も根源的なもの。 水が骨となり、血(地)となり、生命を運ぶその流れ。 生物の根源的なものが水であるのなら、例えば、ピアノを演奏しているのも水であり、笛を吹こうという意志も水であり、作曲するときのヒントを与えてくれるものも水であり、今まさに思考しているのも水の意志(intuition)ではないかなとも考えることもできます。

水の記憶をたどるなら、どこか未開の鍾乳洞のつららから落ちようとしている水滴につながるかもしれないし、極地の氷山の奥底に眠り続けている氷の結晶かもしれない。 これはもちろんイメージですが、そういう風に想いを馳せることによって、心の中で決して自然と切り離せない何か根源的なものを持つことができるんじゃないかなと思います。

他方今までの作った曲を総括するという意味でもこの曲はとても重要です。

なので過去の曲のエッセンスを各箇所にちりばめました。 構成は Intro→A1→Intro2(whistle)→A2→B1→C1→Interval→A3→B2→C2→Coda1→Coda2(piano+whistle) こう書くと潔い構成です。ピアノパートはリフを繰り返すミニマルミュージックのような感じにしました。 コード進行によるハーモニーはAメロではいわゆる無調性で淡々と進んでいきます。 Cメロ(サビ)までくると急にピアノの低音をなくし、おのずと歌の主旋律の輪郭がはっきりとなるようにしました。

後奏2ではピアノと笛のユニゾンがやっぱり登場します。二つの楽器が同じフレーズを演奏したときに生まれる倍音がとても好きで、意図的にも無意識にもそういう形式になってしまいます。 ちなみにfire a saluteのユニゾンとは少し違って、水の民では二つの楽器はオクターブずれています。 この曲の完成度はまだまだですが、いつかみなさんに気に入っていただける曲になれば幸いです。

今年も一年を通して無事に充実した表現活動を続けることができました。これはいつも応援してくださる方々のお気遣いや支えがあってのことだと切に思っています。

心から感謝しています。 そしてまた来年 07’版のcappuccinoにどうぞ期待してください。

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2006-11-14

1029 Maiden Live

過労で倒れていましたが、時間を遡ってレポ書きます。

この日はジャンルの違う方々が出演されるAconet Partyというイベントでした。

お忙しい中お越しくださいました方々、聴いていただきましたみなさま、共演者の方々、そしてスタッフの方々、本当にありがとうございました。

このイベントはリハーサルがないため、抜き打ちテストのような感覚があります。音響的には慣れるのに時間がかかります。

セットリスト:

1. The nameless world

MC

2. fire a salute
3. 千年

MC

4. 僕らが海を渡る日(piano solo)

MC

5. ユニコーンは砂時計をみつめる


#4は10/30のピアノソロライブ以来2回目の演奏です。
Maidenに常設のグランドピアノの音でどうしても演奏したくて選曲しました。

他は王道的な選曲です。

あっという間に終わってしまったステージでした。

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2006-10-18

歩星語る

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9日のミノヤホールでのライブを録音したMDを聴いていると、最後に演奏した「ユニコーンは砂時計をみつめる」でヴォーカルにディレイ(エコー)のエフェクトがかかっていたことに気づきました。リハ、本番の時はまったく気づかなかったので、驚きとともに新鮮です。ヴォーカルに少しディレイをかけるだけで、曲の空間が見違えるように広がっていることが分かりました。

ライブではPA側の音作りまで、時間の制約があってなかなか希望を伝えることができません。しかしながら、「ユニコーン~」にちょっとしたエフェクトをPAの方の任意でかけていただけると、演奏者としてこれほどうれしいことはありません。

ライブ後にそのことに関してPAの村田さんに感謝の気持ちを伝えることをできなかったことが、とても悔やまれます。事前にそういう音作りをしてくれると聞いていなかったので、まるで即興のコラボレーションをしているような感じがして本当にうれしい限りでした。

村田さん、本当にありがとうございました!

加えて、今回は照明が抜群によかったとライブを聴いて頂いた方から言われました。ライブにお越しいただいた時に、ほんとに丁寧に写真を撮っていただける
ナカノさんから、今回のミノヤホールでの写真を見せていただいた時に、その照明のことが分かりました。(ナカノさんいつも本当にありがとうございます!)

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ステージで集中して演奏していると照明の具合はまったく分からないので、写真を通して客観的に見ると照明の色彩感や写り具合が非常によく分かります。

ライブ後に照明をしていただいた上田さんに感謝の意をお伝えすると、あくまでも演奏があって、照明はおまけであるという風なことをおっしゃっられましたが、僕にはやっぱりそうは思えなくて…。照明は音と同じようにその人の感性が表現されるので、やはり担当する人ごとに違いが出ます。

リハーサルの時に曲の世界観や流れを少しでも理解していただいて、それを本番で照明に置き換えていただける鋭い方は、今までライブをしてきた中で非常に少ないです。

今回、ライブを聴いて頂いたお客さんから照明が良かったと言われて本当にうれしかったです。(照明にまで気にかけるその方の感性に脱帽)聴いて頂く人が楽しい気分になるのがライブの醍醐味であるなら、照明がその一端を担うことは非常に重要です。

上田さん、本当にありがとうございました!


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ミノヤホールでライブ活動をはじめて今年の9月で丸5年になります。思い返せば最初の頃の演奏は本当にひどかった。それでも止めずに少しずつ練習を重ねて今に至ることができたのは、何よりも支えていただいた方のおかげです。

最初の頃、アンケートを30枚弱刷って、7枚くらい回収できて、そのうち6枚は辛辣に批判する内容で、たった1枚に共感してくれる方の非常に寛大な言葉が書かれてありました。

そういう小さな共感をいただけたことが、その時のcappuccinoにとってどれだけ逆境をはねのけるパワーに変わったのかは計り知れません。そして各ホールの方々の些細な気遣い、的確で洞察的な助言が後々の活動にどれだけの積極性を与えてくれたのかも同様に言うことができます。

今までそして今現在応援していただいている方々すべてに、音楽で少しでも恩返しができて、日常を忘れて楽しんでいただけることそれが、僕らが今一番にしたいことでもあります。

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All phot by Nakano san.
Thank you so much.

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2006-10-09

□△への音楽

9日ミノヤホールのライブを聴いていただきました皆様、CDをお買い上げいただきました方々、共演者の皆様、支えていただきましたスタッフの方々本当にありがとうございました。

建水歩星に改名後最初のライブです。きっと改名したという感慨はもっと後になってから生じてくるのだろうと思います。(独り言)

今回は静かな曲ばかり選曲しました。少しだけその意図を言うと、ピアノのPP(ピアニッシモ)もしくはPPP(トリプルピアニッシモ)の弱さがどうも頭にありました。

愛読書の『音楽の基礎』(芥川也寸志 著)のⅠ
音楽の素材 1静寂の章の半ばあたりにこう書かれてあります。

「われわれがふつう静寂と呼んでいるのは、したがってかすかな音響が存在する音空間を指すわけだが、(中略)音楽はまず、このような静寂を美しいと認めるところから出発するといえよう。(中略)

音楽は静寂の美に対立し、それへの対決から生まれるのであって、音楽の創造とは、静寂の美に対して、音を素材とする新たな美を目指すことの中にある。

(中略)響きはただちに減衰する音の集団である。音は、結局的に静寂には克つことができない。(中略)

静寂は、これらの意味において音楽の基礎である。」

と。

どんな演奏家にとっても、強く大きい音を出すことよりも、弱くはかない音を出すことの方が、いかに困難で、高い技術を要することかが上記の文から汲み取れました。

ピアノではピアニッシモをいかに美しく響かせることができるかどうかが重要ではないかなと思います。

僕にその力量があるかどうか不明ですが、音のピアニッシモに音楽の本質のカケラがあると確信しています。


長い前置きのあとですが、以下に今回のセットリスト。

1. 原生林への音楽
2. The nameless world

MC

3. ひとつのショコラ
4. fire a salute
5. 千年

MC

6. ユニコーンは砂時計をみつめる

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1曲目の「原生林への音楽」は新曲です。前回の「題名のない木洩れ日の中を」に続いてボンゴとピアノの両手弾きが曲中に登場します。そこにティンウィッスルとコーラスが絡んでくるという、どういう風に説明していいか分からない曲です。

川原にはコーラスのイメージを伝える時に、DEEP FORESTのような感じでと言うと、それ誰?と言われ、ん~、知らんかあ…。とひとり落ち込みました。

DEEP FORESTはオーガニックなモノを基本のイメージとして打込み、電子的な音ですが、そこから音をかなり削ぎ落とし、全面アナログにした感じがこの原生林の曲です。

2曲目は先月23日に雲州堂でのNaturでのライブのために書いた曲です。コーラスはないですが、その分過剰な音を入れずに空間をひっぱるようにピアノを弾き進めました。

3曲目のショコラのコーダで再びボンゴとピアノの両手弾きヴァージョンが登場し、そのままお馴染みのfireのロングヴァージョンに行き、鈴の音から千年へと引き継いでいきました。

最後はちょっとだけ手数の増えた「ユニコーンは砂時計をみつめる」。

中間部のピアノをわざとミュート(無音に)する箇所で砂時計のオブジェをひっくり返して、再び砂で計られたもうひとつ時間を創出しました。







cappuccinoの音楽は今後どうなっていくのか自分にも分かりませんが、ライブの度に音の可能性を知ってしまうので、次が生まれていきます。

次は29日、11月4日のともにMaiden Voyageでのライブが決まっています。今まで見たこともないメキシコの打楽器が登場すると思います。いつも応援していただいている方から幸運にもライブ後にお借りすることができました。竹に細い切れ目を空けた湿った音が鳴る竹の筒です。

自然界の静寂に耳を細めて。

それではまたライブでお会いしましょう~。


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