2016-08-25

「ここはドイツだけどドイツではないのよ」

3日前に見た夢の話…

◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇

昼間、車で森の横を走っている
高速道路は高架になっていて高さは生い茂る木々よりも高い

森を過ぎると街が広がっている
街の建物はどれも同じ大きさ
その中のいくつかの場所には
とても大きな巨人を彫った石像が建っている

高速を車で走り
ひたすら街の横を通り過ぎる

場面は変わり 夜

どこかの建物の中の部屋にいる
彼女と一緒に荷物の整理していると
家族連れが入ってくる
英語で「Where city is here?」と聞いてみる。
(文法間違ってる)

家族連れの母親が答える
「ここはドイツだけどドイツではないのよ」

家族連れは3人
父親が「息子は目が悪いので聴力が上がっているんだよ」と
言う

車で走っている
彼女は服装が変わり頭にヴィヴィッドなオレンジ色のバンダナを巻き
原色をあしらった未来的なワンピースのよう

場面は変わって
高い場所にあるどこかの洞窟のような場所に窓があって
そこから外を覗く

街の家という家におだやかな光が灯ってとても綺麗
そして街全体がゆりかごのように揺れている

◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇

起きた時に夢をはっきりと覚えていることはほとんどないのですが
この時は起きた時にはっきりとどんな夢だったか覚えていました。

めったにないことなので珍しいなと。

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2016-08-15

うまくいかないことも含めて

うまくいくこともあれば
うまくいかないこともあります。

だいぶと以前になりますが
個人的に関わった二つの曲が
結果的に陽の目を見ずにお蔵入りです。
ほんとに残念、無念。

どちらもほったらかしにされていた状態でした。

ひとつはリリースしたいからこちらでmix、マスタリングを
させて欲しいとお願いして、作業した後、色々と文句を言われて
そのままボツになって、終わりました。
自分が演奏で参加しているわけではなく、
雫が参加していて、一向にリリースするというか、
mixiすらする気配がなかったので、こちらから
連絡しました。とても爽やかで良い曲だったので、
なんとかリリースしたいという旨を伝え、
こちらで作業すると。
けれど結果的に文句を言われて。

元から信用できる人ではなかったので、
もう一緒にすることはないです。
縁を切りました。
ちなみに、mixの直前の段階から3年が経過していました。

もうひとつは、デモを制作した後、
ドラムを含めていくつかのトラック作って、
他の方のトラックも含めて出揃った後、
mix、マスタリングしてそのまま随分長い期間忘れ去られたので、
リリースしたいという旨を期間を空けて2回お伝えして、
けれど返事をいただけず結果的にだめでお蔵入りしました。
良い曲だったのでとても勿体ない気持ちが強く、
ほんとに残念でなりません。
こちらが知らない色々と事情があると思うので、
熱意だけではだめな時もありますね。
仕方なく諦めます。


あと、これは曲ではないのですが、
演奏動画の撮影料をお支払い(当日)したにも関わらず、
ものが納品されずに、もうすでに二ヶ月が経ち、
今も音沙汰なし、2回ほどメールで連絡するも
音沙汰なしで返事もない状態というのがあります。
ちなみにこのblogの記事で書いた
「Overnight」シリーズの方ではないです。
古民家的な所でのライブの時です。
最初会った時に信用できそうな人でも
信用しすぎるというのは危険ですね。




こういうことはもちろん契約書とかそういうのはなくて、
あくまで信頼だけで成り立っているので、
たとえ納品が遅くなろうと、極端に言えば、
データ自体がないとなってもなんらかの事情があると思うので、
仕方ないと思っています。ただ、データがないの一言をいただければ
それで済むかなと思います。


すべてに共通して言えることは、
足元を見てるんだろうなと。

まあでも、人と人とがやることなので
時にはこういう残念なこともありますね。

自分の力不足、人間力不足なのでしょう。

何事も勉強です。

反面教師にしようと思います。

建水

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2016-08-12

行方

めっきり活動していないTINÖRKSですが、
ひとつ秋に大阪の野外イベントでの演奏が決まりました。
りんご音楽祭のオーディションは落ちたので、
秋はこれ一本、もしかしたら早いですが、
年内最後のライブになるかもしれません。

メンバーのスタジオの予定次第のところもあり、
フル編成で臨めるかどうかも未定ですが、
前回の東谷ズム2016に引き続き、
新曲をやりたいと思っています。

ネガティブになっているわけではないのですが、
この歳で、この音楽をやっていると、
なかなか活動が厳しいというのはあります。

基本的に唄がなくて、ジャンルがエレクトロニカという
普通の人からしたら???しかイメージできない音楽を
日本で表現するリスクたるや、かなりのものがありますが、
その反面、ドイツのTobiやフランスのDimitri、フィリピンのErwan、
その他、海外の方々から声をかけてもらえるという
うれしいこともあります。

もちろん、日本国内にも非常に少数派ですが、
TINÖRKSの音楽を「訳のわからないもの」ではなく、
「音楽」として認めてくださる方々がいます。
なので、ライブが決まるたびに、国内で活動できることに
感謝しかありません。

ところで、通算7枚目となるCDのレコーディングを進めていますが、
いくつかの問題にぶち当たり、遅々として進んでいません。

それでも年内にはなんとか完成させようと思います。
時には決断を迫られる時もありますね。

前作の「オードミュニカ」よりは曲数が少なくなりますが、
最近ライブで演奏しているSinfonia、Rigelなどを収録する予定です。


(HouraやPinion...最近演奏してない...)

話は変わりますが、ニュースを見ていると
国内も含めて、世界的にもより混沌としていると
感じます。

もちろんいいニュースもありますが、
それよりも人の命に関わることや国を動かす政治のこと、
そしてモラルのことの危機感が混沌としているなあと。

見て見ぬ振りをして時代が進んだ結果、それらが起こっているとは
思うのですが、改めて日常の平和というのは、
奇跡的なものだと感じます。

誰が悪いとかそういうことではなくて、
今日、今、生きていることを、
当たり前に思っていることを考える必要があるということ。

世界は自分が思っているよりも
もっと危うくて脆(もろ)くて儚(はかな)いものだと感じます。

建水 

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2016-02-10

帆を張って進め船よ

最近うれしいことがふたつありました。

そういうことはあまり書かないのですが、
うれしいので書きます。


ひとつ目はTINÖRKSのHPからCDを買っていただいた方から
商品が無事に届いた連絡をいただきました。
その本文の中に、

「CDを通して聴いて更に好きになりました。
普段から色々なCDを買っているのですが、これはその中でも特別な一枚になりそうです。」

とありました。


この上なく、なんとうれしい言葉...

CDをHPから買っていただくだけでも
僕ら制作者側にとっては感動ものですが、
(HPからだと作り手側として、音楽をお届けするという実感が持てます)
さらに共感してくださる言葉をいただけると
それだけで十二分に活動の支えになりますし、
何よりも心が報われます。

今の時代、音楽を無料で手に入れようと思えば、
簡単にできてしまいます。

それは時代性なので仕方のないことですが、
けれど、音楽を本当に愛している、
音楽のことを大切に思っている方々の
ひとつひとつの行動や言葉、気持ちは
一昔前よりむしろ今の時代だからこそ重みがあるし、
それが結局は、いい音楽や面白い作品を生み出すことに
つながっていくと思います。

TINÖRKSのようないわゆるインディーズで
活動するバンドは応援していただける方々の
支えなくしては到底活動することなんてできません。

だからこそ、メジャーアーティストができない
音楽を作ったり、活動をしたりして
多くの方々に楽しんでいただけることを目指さないといけないし、
そこには社会的な責任や意味があると思っています。
(大げさかもしれませんが、どんな表現にもそれはあるはず)

インディーズアーティストを取り巻く活動環境は
ほとんど場合決して恵まれたものではありません。
その中で、応援してくださる、支持してくださる方々の
言葉は重く、そして作り手側にとっては
光のような存在です。

改めて活動を応援してくださる全ての方々に
感謝しています。

ありがとうございます。




二つ目は、その日はじめて出会った方と
なんと二人きりでスタジオに入ることがありました。
そのシチュエーションは人生初

僕はまったく弾かずの2時間

けれども夢がかなった至福の2時間。
内心本当はもっと聴いていたいと思ったほど。

生音の威力というか魅力というか
ぞくぞくっとするほどの波動が
全身に伝わってきました。

今後うまく進んでいくことを願っていますが、
これも縁の話ですね。

自分が最大限努力して4人編成でライブができれば
その時はおそらく泣くだろうなと(予告ホームランではなく予告涙)
今から予想できるくらい奇跡的なことです。

今はまだ詳細は言えませんが、
できれば6月のライブで...




偶然に身をまかせようと思う今日この頃

建水

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2016-01-09

ラカーユの星座を背にして

新年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。




昨日は地元の神社へ、そして今日は
住吉大社に初詣に行ってきました。

おみくじは手堅く小吉でしたね。




昨年は応援していただいている
たくさんの方々のおかげで
色々な演奏経験をさせていただき、
自分の人生の中で最も充実した一年になりました。

反省するべき点はもちろんたくさんありましたが、
同時に学びも多くあり、それこそが
何にも代えがたい宝物になりました。

今年はもしTINÖRKSの活動をやめざるをえないに
なったとしても、自分自身は
何らかの形で少しでも
音楽に関わっていけたらと
思っています。



さて、今年の予定を少し


これまで即興音源のみを発表していた
Impedance(インピーダンス)の新曲を
ひとつ作りました。


状況にもよりますが、近々リリースできると思います。
TINÖRKSやsolo以外でのエレクトロニカな音源制作は
珍しいので意外かもしれませんが、
今回の曲はとてもPOPで
いい感じの浮遊的雰囲気をもった自信作です。



次に今月中にリリース予定のTINÖRKS「ILOHA EP」

フランスで開催されたSAMURAI JAPON出演のために
書いた新曲「ILOHA」(イロハ)と向こうで何度も演奏した
「花鳥風月」の2曲を収録したもの

おそらくFree DLになると思います。

曲の雰囲気が雰囲気だけに日本での演奏機会は
ほぼ皆無かもしれませんが、もし興味があれば
どうぞお楽しみに。



そして6月に星や光をテーマにした
CDをリリースしようと思います。

収録曲数は少ないですが、
TINÖRKSらしいゆったりした作品になると思います。

今月からレコーディングを進めていく予定です。

これらの他にも単発で音源をリリースできればと考えています。


ライブの予定は6月に関西圏で
ひとつだけ決まっています。

こちらは情報が入り次第
HPに掲載しますので、
お楽しみに。



それからTINÖRKSではないですが、
自分企画のコラボ曲を進めてます。
つい最近はじめたばかりですが、
他のアーティストに声をかけさせていただいて
5月くらいに完成できればと思います。



あと、これは時期は未定ですが、
ドイツでいっしょにライブをした
トビアスのバンドwhale vs elephantのEPが
今年中にリリースされるかも

TINÖRKSが参加したToday's morningという曲が
収録されるかもしれないので、
(きっと収録されるはず!)
個人的にとても楽しみにしています。

現在、彼はレコーディングやEP制作資金を
クラウドファンディングで集めていて、
僕は20$投資しましたが、
完成した音源に興味がある方は、
参加したらおもしろいかもしれません。





クラウドファンディングサイトには
ドイツ語の他、英語でも旅した理由や
なぜ資金が必要なのか、目的や
投資してもらうことに対するリスクなどが書かれていて
読むだけでもおもしろいです。



以上、ひとまず6月までの予定でした。

今年はひとまず6月まで
とにかく音源をたくさん作れたらと思います。

前向きに

ではでは



建水

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2015-12-15

Looking back on 2015 -アルルの日の出-

今年も残すところあと半月
少し早いですが今年の活動を振り返ろうと思います。


昨年11月にリリースしたTINÖRKSのアルバム
ODOMYUNICA』(オードミュニカ)の
リリースツアーから幕をあけました。





1月
16日名古屋 K.Dハポン
23日東京 北参道ストロボカフェ
24日埼玉 more records


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ハポンでは最後に全員で「ハルヒノ」をセッション。




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そしてイベント後、対バンさせていただいた
ZOKUの方々の打ち上げに参加させていただきました。





北参道ストロボカフェでは、ゲストに初代ギタリストの
松村さんを加えて4人編成で
「Fullerene」「Homing」「Rigel」の
3曲をセッション


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そして埼玉のmore recordsでは、
はじめてのインストアライブを経験

イベントはアットホームでリラックスした感じで
とても良かったけれど、委託販売のことで
問題がいまだに解決せず後味がなんとも…

これも社会勉強ですかね…
いやいやきっちりと対応する必要があると
自分に言い聞かせるつもりで




2月は2本のライブ

レコ発ツアーの続き
7日に京都きんせ旅館でギターの霜野さんが属する
ポスト民族楽団marcoheibeiと
テノリオン奏者トグチさんと共演
「Öde」とTenori-On版「Fullerene」を演奏。

この日限りというのが自分としてはなんとももったいない。
またどこかで演奏する機会があれば…


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実質、この日でODOMYUNICAの世界観は完結




28日はunimiの四ノ宮くんからのお誘いで
イヌイットの言葉でかまくらを意味する
[IGLOO](イグルー)のイベントで演奏


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会場をかまくらに見立てたセットはとても幻想的で暖かい光でした。
鹿肉のシチューもワインとよく合っておいしかった。

めずらしく唄もので「クジラが空を飛んだ日」を
久しぶりに演奏したのはこの日



自主イベントの「屋根裏のトロニカ」以来
なつかしい。。。

この曲のcodaに登場するティンウィッスルは
キーがEbなのでTINÖRKSの楽曲の中では珍しいです。





3月はライブがなく

4月は3つ


11日に宇宙犬のキヨちゃんからお誘いをもらった
Gallery NU-VUでの
『宇宙犬、ティノークスと月へ行く。』に出演

めいPさんのライブペイントとの即興コラボは
なかなか緊張感がありました。





18日は再び東京へ
代官山の「晴れたら空に豆まいて」にて
(名前にインパクトがあってそしてそれに劣らず
会場の雰囲気もすごく…)

『the air is clean and clean』のイベントに出演




29日は心斎橋のLive&Bar 11(オンンジェム)にて
『写LOVE倶楽部』のショーケースで演奏


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FEELING=ART TOMOさんの
ライブペインティングのバックでも演奏

この時に生まれた曲が
「花鳥風月」や「Sinfonia」「バオバブの朝」など
自分のソロで書くような雰囲気を持った曲なのが特徴




5月は
HONU COFFEEにて 『僕らが海へわたる日』と
自分が勝手に名付けたイベントで演奏


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小学校の教室のように並べられた会場のテーブルが
とてもおもしろくて印象的でした


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6月


7日クリスタルボウル奏者であり岸和田薬師院の住職でもある
Yugiさんからのお誘いで高石市の羽衣体育館で開かれた
ヨガ・ファイン20周年記念イベント」にて
ヨガをされている時のアンビエントな音楽を
生演奏させていただきました。




19日から22日まで京都の劇場KAIKAにて
黒木夏海さんのikiwonomu(いきをのむ)第一回マイム公演
『かつての風景』 (4日間 計8公演)に出演


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劇中のBGMをTINÖRKSの楽曲で演奏するという
自分たちにとってはまったく新しい試み


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実験的ではあったけれど、
意外に自然とマイム作品に溶け込んでいたように思います。

唄の曲で「空の余白」を生かせていただいたことが
とてもうれしかったです。





この時に新曲「思う。」をDLコード付き
手漉き和紙ポストカードでリリース。





それから驚いたことは差し入れのクオリティが
半端ないこと!
ごちそうさまでした。

集合写真を撮り損ねたことと、舞台監督のこだちさんが
公演期間中大事に育てていた自家製のヨーグルトの
発酵が終わらず結局食べれなかったことが後悔

計8公演もやると色々と愛着がわくし、
終わった後の切なさもぐっとくるものがありました。

丁寧で本当に素敵なマイム作品。
関われて良かった…




7月

ヨーロッパでライブをするという
ヤネトロニカ時代!から思い抱いていた夢が
ついに叶う

ドイツのトリーアに住んでいるWhale vs elephant
Tobiasからの突然のメールにはじまり
いざドイツの地へ


『Normal』



トリーアの街で「SUMMER IN THE CITY at Posthof」に出演


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隣町であり隣国のルクセンブルクでは
グラーヴェンマハでオープンシネマの前座で2つのライブ
(とことこ歩いて国境を越えるということを経験)

トリーアの南にある街ザールブリュッケンにある
雑貨屋ladenでも演奏





そして帰国前日、滞在先の中庭で
Tobias企画のGoodbye concert


ヴァイオリン奏者ヤーナも来てくれて『Komorebi』などセッション
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そして演奏前に作ってくれた
超絶美味なドイツ伝統料理が最高

渡独前からスカイプで何回も彼とやり取りをする中、
だんだんと人柄が分かってきて
とても親切な人だなあと。
そして実際に会ってコミュニケーションをとっても
やっぱり親切な人でした。

ものを使ったらあっちゃこっちゃ置く癖が
理解できなかったけど(笑)

トビの実家にも招待してくれて
ザールループを見て…という話はまた別記事で。

見ず知らずの日本の無名なアーティストを呼ぶくらいだから
ドイツ人の中でも変わり者だと思うけれど、
彼には頭が上がらないほどたくさんの感謝があります。


Trier


ありがとう、トビ




ドイツから帰国して
24日旧グッゲンハイム邸にて
世界と神戸を音楽で繋げるを掲げる
スペースドッグレコード企画の
「Old Modern Standard. Kobe」に出演


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カセットテープで作品をリリースするという企画


A.C.Eさんとのスプリット版で
TINÖRKSはそのまんま「Tape」という曲を収録





テープで作品をパッケージングすることに
個人的には時代が一周した印象を持ちました。
(音楽を始めた頃、テープにミックスダウンするのが普通だったので)

詩はテープに感謝の意を表して




8月はライブなし


9月

12日兵庫県美方郡とちのき村にて
「星空フェス2」に出演

満点の星空の下でライブをするという
これもひとつの夢が叶った日でした。

こんな贅沢な体験は他ではなかなかできません

そういえば流星をいくつか見ることができました。

願いごとよ、イマコソカナエタマヘ




10月はライブなし

そして11月

日本の様々な文化を伝える
SAMURAI JAPON(サムライジャポン)のツアーに参加
ドイツに引き続きヨーロッパの国フランスでライブ

尊敬するアーティストのひとり
シュルレアリスムの創始者アンドレ・ブルトンの生まれた国

そして絵画の印象派が生まれたのもこの国




フランスで演奏するために書いた曲『ILOHA』



演奏場所はパリとルクセンブルクに近いナンシーの2箇所。


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1年に2回も海外に行くことすら奇跡的なことなのに
それがライブとなると、こんなこともあるのかと
自分を疑いたくなるくらい

出費が半端なく、TINÖRKSの活動すら危うくなるくらいの
リスクを承知で臨んだツアー


2012年にインタビュー記事を掲載していただいた
フランスのカルチャーサイト「KOCHIPAN」(コチパン)の
編集長ディミトリさんとパリで出会えたのは
感動的でした。

インタビュー以降も時々メールでお互いの近況を
伝え合っていたけれど、まさか実際に会うことができるなんて
思ってもみなかったわけで。

音楽や漫画、お互いの国の話などカフェで盛り上がりました。

ちなみにKOCHIPANの意味を尋ねると、
KOREA、CHINA、JAPANの
KO+CHI+PANの組み合わせだそう。




フランスでの演奏は事前に制作した映像を
同時に流し曲の世界観を視覚的にも伝えようと試みました。


屋久島の原生林を舞台にした『Houra』の映像

Houra from Hosei Tatemizu on Vimeo.




それからナンシーに滞在している時に、
パリで同時多発テロが
起こったのはとても残念でした。

到着した頃のパリとナンシーから戻った時のパリの
空気感が違っていたことが、事の大きさを
物語っていました。

そういう悲しい出来事が起こって、自分は皮肉にも
これから未来に向かって世界が
どういう風に進んで行くのかに
関心を持つようになった。

音楽だけでなく、いろいろな事に関心を持って
世界と関わっていたいと




そして12月
記憶に新しい阪急うめだ本店での
「★光のヒンメリと北欧クリスマスマーケット2015★」に出演


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予想をはるかに超えるお客さんの数、
500人近い方々が集まる中、
巨大なヒンメリとミラーボールの光をバックに演奏


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まるでそこが日本ではなく北欧のどこかの街にいるかのような
空間の中で音楽を奏でられたことは、自分にとって
至福のひとときでした。




以上、今年の活動の振り返り。

写真を撮っていただいた方々、
出会えた方々、
支えていただきました方々、
ありがとうございました。


ライブの本数自体は決して多くはないですが、
ひとつひとつのライブがとても印象的で
しっかりと記憶に残っています。
そして音楽を通じてたくさんの方々と出会えたこと。
その度に不思議な縁の力を感じ、
色々なことを思い、考え、日々が繋がっていきました。




自分の思い描いていた夢を
ときにあきらめかけたり、
また信じようとがんばったり

ついに夢が叶ったら
思い描いていたよりも実感がなかったり。
(この辺はドイツの遠征記でまた書きます)

そしてふと我に帰ると、今ある状況でいいのかと
自問自答することにさいなまれたり




歳も歳なので現実問題として
音楽活動との向き合い方も
考えないといけないのですが、
けれど、今抱いている夢はいつの日か
ヨーロッパを旅しながらその土地土地で
ミュージシャンたちとセッションしながら
生きれたらいいなと。

Tobiasがそうしているように、もっと身軽になって
音楽を通して自分の知らないことをまだまだ知りたい。

いつかはもう来ないかもしれないし、
数年後にやってくるかもしれない

明日死ぬかもしれないし、
ずっと先まで長生きできるかもしれない




TINÖRKSの音楽はもちろん好きだし、
表現している誇りもあるし、
たくさんの方々に応援していただいているおかげで
活動させていただいていることに、
いつも感謝の気持ちがあります。




音楽活動を通して、普段エレクトロニカを聞かない、
知らない方々にもその音楽を楽しんでいただきたいなというのと、
TINÖRKSのようなスタイルがもっとポピュラーになって
若い人たちが宅録だけにとどまっていないで
音楽でもっとおもしろいことをしてみようという
気になって欲しいという気持ちもあります。




音楽をして何を成功というのか分かりませんが、
(もちろん音楽で食っていけれたらという煩悩はあります)
面と向かってやるよりも、日常の中に寄り添うように音楽を表現して
生きていければ幸せかな

思えばドイツに滞在した時にそんなことを無意識に感じていたのだろうか




建水

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2015-12-13

If you think, the world always changes a little.

TINÖRKS今年最後の演奏は阪急うめだ本店の
光のヒンメリと北欧クリスマスマーケット2015


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巨大なヒンメリとミラーボールのイリュミネーションが
美しく輝き、北欧の食べ物や飲み物、そしてたくさんの
おしゃれな雑貨があふれる9階祝祭広場


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この広場を含む9~12階フロアは4層吹き抜けの空間になっているため
横幅もさることながら天井が高く階段下から見上げる光景は
まるでローマにあるコロセウムのよう。

劇場型百貨店を謳う阪急百貨店うめだ本店ならではの
エンターテインメント精神が伝わります。




12時に会場入りして機材を組み、いったんステージ横の通路へ移動


楽屋で司会をしていただいた岩本さんと打ち合わせ
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この日の対バン?は日本レスキュー協会のトークイベント
レスキュー犬も参加していて子供達にも大人気でした。

客席に見立てた階段には隙間なくお客さんがぎっしり
そしてお客さんの目の前、ステージの後ろには
まばゆく光る巨大なヒンメリとミラーボール


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イベント期間中は毎日11時から毎時ジャストごとに
5分間ヒンメリの光のイリュミネーションが始まります。

演奏させていただく側としてはこれ以上ない至福の
シチュエーションでした。


写真を撮影していただいたみなさん、ありがとうござました。


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演奏は14:05と17:05からそれぞれ30分程度を2公演

set listは両回とも




1 OP-1[quark]
2 Komorebi


MC


3 Ljus och snö
4 Sinfonia


の4曲


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演奏時間は短かったですが、ヒンメリに合わせて
「光」をテーマに選曲しました。


星々の光
木々の間から漏れる光
教会の中でロウソクに灯される光
そして希望の光


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TINÖRKSの音楽はそれ自体で楽しむのも
もちろんあるとは思いますが、
空間や雰囲気との相乗効果としての
音楽という位置付けの意味も強く、
非日常を忘れるような、
ここが日本ではなくまるで北欧のどこかの街に
いるようなそんな感覚にさせてくれる
音楽になればとも思います。




演奏をお聴きいただいたたくさんのお客様、
そして今回このような素敵なイベントにお誘いいただいた
株式会社ハーモニーフィールズの小巖さん、
限られた時間の中、演奏しやすい環境を整えてくださった
Studio MA-Moonの貴瀬さん、
司会の岩本さん、阪急のスタッフのみなさま、
本当にありがとうございました。

年内最後のライブが北欧のイベントというのは
不思議な縁を感じますが、同じ時はもう二度と訪れない
時間をみなさんと共有できたこと、何よりもうれしく思います。


メンバー全員を代表して、心からみなさんに感謝致します。




ヒメンリの光を見たり、その時に奏でられる音楽を聴いたりすること

本当は目の前のものを見たり、聴いたりしているのではなく、
それぞれに思い描く風景であったり、音楽の旋律を
心に抱いているのだと思います。

それはその瞬間にしか生まれないもので、
だからこそ、終わった後、楽しい気持ちと同時に
なんとなく切ない気持ちにもなると思います。

何かを思うと、また少し世界が変わる

それの繰り返しで少しずつ先に進んでいく

はじまりがあって、そして終わりがある

音楽を奏でている間は短いですが、
そのたった数分の間に
それぞれにしか抱けない夢を見ることが
どれだけ素晴らしくて大切なことなのか
改めて思うことができたような気がします。




『僕が暮らしているここだけが世界ではない』

大好きな写真家 星野道夫さんの言葉


曲を書く度に思い出して、
演奏を終える度にその世界の深さと、はかなさを痛感する言葉。


TINÖRKSは2007年にオーロラを夢見て結成と
なっていますが、未だそのオーロラを肉眼で
見たことはありません。

もちろん実際に見てみたいし、見ると思うことも
以前とまた違ってくるかもしれません。

けれど、オーロラが今も世界のどこかで大空に
なびいていると心の中で思うその心の距離感を
大切にすることも重要だとも。

心がオーロラへと続く道がTINÖRKSの活動であったり、
書かれた曲だと思うからです。




今後の予定ですが来年の6月にとても重要な演奏機会を
いただいていますので、それに向けてまたやっていこうと思います。




それ以外はひとつの区切りということで




少しずつでも表現に携わる人たちの環境が
良くなっていくことを願いつつ




2015年12月13日 日曜日
建水歩星


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2015-11-20

one life

11月13日金曜日 夜、フランスのパリで起きた同時多発テロ
SAMURAI JAPONのイベントで滞在していたナンシー市のホテルで
ニュースを見て知りました。


最初、何が起こっているのか正直分かりませんでしたが、
ネットで情報を集めている内に今回のテロによる被害の大きさを知り
心が混乱し、言葉を失いました。


今回のテロで罪もないたくさんの尊い命が失われたこと
心から残念でなりません。


亡くなられた方々にとって
こういう形で人生を終えるというのは
到底納得がいかないだろうし、
残された家族、友人や恋人にとっては
その悲しみを一生背負っていかなければならない。


それを思うと平和というのはいつか本当に訪れるのだろうかと
疑問を持たざるをえません。




被害に遭った場所のひとつバタクラン劇場付近は
3日前の11月10日に観光で散策していた場所の近くでした。

テロが起こった日と時間帯も違いますが、
何か予定が変わって、たまたまその日、その時間、
そこにいたらと考えると、自分も被害に遭っていたかもしれません。

それほど何気ない日常というのは危険と隣り合わせで、
そして死がすぐそばにあるのだと痛感させられました。

そして世界は自分が思っているよりもずっと混沌としていることも。




今回のテロが起こった原因について情報を収集していると、
シリアへの空爆にフランスが参加したこと、
空爆によるシリアからの難民の増加、それをドイツが受け入れたこと、
難民にテロが紛れてヨーロッパの国に入国していることなどが
可能性として考えられると思います。


今回のテロは30分間に7箇所で発生しており、
計画的であるとともに、その内の一箇所は
日本料理の寿司屋とのことです。

日本人が経営していないらしいですが、
(アジア人以外からはその人が日本人かどうかは
すぐに見分けがつかないらしい)
計画的なテロであるのなら、
襲撃するそれぞれの場所に意味があると推測できます。


憲法改正による集団的自衛権の行使で
アメリカ指導の連合国に日本が軍事参加したことも
上記の店が狙われたひとつの動機であると考えても
おかしくありません。


日本人だから狙われないというのは今は昔のことで、
標的の国のひとつであると考えるのが妥当だと思えてきます。




今回、演奏のために訪れたフランスでこのような惨事が起きたこと。

考えさせられることはたくさんあるし、
これから先、世界がどのように進んでいくのか不安です。

そして今後、自分がどのような行動をとる必要があるのか、
音楽を書く意味も変わって行くのだろうと思います。




平和を願う者の一人として、それでもこの世界のどこかに、
それぞれの心のどこかに希望があると信じたい。


それぞれに信じる宗教や価値観、正義があること
それを振りかざすのではなくて、少しずつでも認め合える世界、
お互いの悲しみに歩みよれる世界


残された時間は自分が思っているよりも少ないのかもしれないけれど、
明日が今日よりもほんの少しだけ穏やかになるような日々を生きていければと思う。




Tatemizu




P1090832_2
(Bercy villageにて)


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2015-11-03

生命にきざむ

今週土曜日、11/7に日本を出発して
フランスで開催されるSAMURAI JAPON(サムライ・ジャポン)に
TINÖRKSとして参加します。

このイベントは「日本人の心」を日本の音楽・文化・芸能を通して伝える
今年で12回目を迎えるイベント

東日本大震災のチャリティーイベントも兼ねる
ヨーロッパで日本を紹介するとても大きなイベント。




去年偶然にひとりの天井画家の方からこのイベントのことを
教えていただき、興味を持ちました。

けれど、出演できるかどうか分からなかったし、
自分には縁のないものとしてあきらめていました。




ところが今年の春くらいにTINÖRKSの音を
聴いていただいたのをきっかけに、
自然をモチーフにしたコンセプトに
共感していただいたのと、
たくさんの楽器を奏でていることに興味を持っていただき、
幸運にも参加させていただけることになりました。

費用はもちろん全額自腹ですが、それを差し置いても、
SAMURAI JAPONのコンセプトと
内容は自分にとって魅力的。




18歳でパリへ行った芸術家の岡本太郎、
シュールレアリスムの創始者アンドレ・ブルトン、
作曲家エリック・サティ、印象派のモーリス・ラヴェル、
建築家ジャン・ヌーヴェル、
実存主義のジャン=ポール・サルトル、
映画監督のジャン=ピエール・ジュネ、
画家のエドゥアール・マネやミレー、
クロード・モネ、
ルノワール、ロートレック、
そしてフランス人ではないけど、
南仏アルルでたくさんの光を描いた
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ

まだまだたくさん
自分が影響を受けた人たちがフランスにいた。もしくは、いる。




今年の6月に出演したikiwonomuの作品「かつての風景」を
きっかけに知ったマイム
そのパントマイムの第一人者のマルセル・マルソーもフランスだ

ゴッホの暮らしたアルルには旅費がなくて
行けないのでとても悔しいけれど、
彼の精神が存在するフランスの地で
自分自身が作品を表現できるというのは、
他の何を持っても変えることができないほど尊い。




ドイツの時と同じく
無名なTINÖRKSは失うものは何もないので、
玉砕覚悟で臨もうと思う。

そしてそれは同時にフランスの方々が日本の「現在」の「リアル」な
メディアにすら取り上げられないインディーズ音楽の一片を
知るための絶好の機会だと思う。




今回のために書いた「ILOHA」(イロハ)という新曲も含め
メインステージでは4曲演奏する予定で、
演奏中に流す各局の映像も制作。

コンセプトは古くから日本人が大切にしてきた物事を見るときの
「美意識」を表現したものと、
未来へとつなぐためのメッセージのふたつ




TINÖRKSのフィルターを通してフランスの方々にどれだけ
伝えることができるのか正直分からないけれど、
1000人にひとり、いや100人にひとりの心のどこかに、
何か残るように一矢報いたい強い気持ちがあります。




音楽をはじめ芸術作品に含まれるすべての表現は
生命エネルギーの結晶だと思う。

岡本太郎が「芸術は爆発だ」と叫んだ意図の
ひとつはきっと作品を生み出すその人の
生命エネルギーを燃やすこと。

日本人としてフランスの地で表現する者として
天国から岡本太郎に「生命を燃やしきっていないじゃないか!!」って
叱られないないようにやってやろうと。




ところで、今回のスケジュールは

11/7(土)日本出発 伊丹→羽田で集合していざ仏へ
11/8(日)パリ「Les Pavillons Bercy」会場で演奏
11/9(月)観光など
11/10(火)オフ
11/11(水)オフ
11/12(木)ナンシーへ移動
11/13(金)前夜祭で演奏
11/14(土)「Grands Salon」会場で演奏
11/15(日)「Grands Salon」会場で演奏 終了後パリへ移動
11/16(月)フランス出国
11/17(火)日本帰国




もしかしたら運よくオフの日にも演奏できるかも
ナンシーでの会場グランドサロンを含めた
スタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場は、
世界遺産に登録されているので、
このツアーのハイライトになると思います。

あと、フランスのカルチャーサイト「KOCHIPAN」の
編集者であるディミトリさんと実際にお会いして
食事でも行けたらと願いつつ。

参加させていただいたコンピレーション「Asian sounds vol.1」の
お礼も伝えたいなと思っています。






今まで音楽をやってきてお金も時間もエネルギーも他もすべてを
投入するのは人生初めてのこと。
だからこそ悔いのないように、その時間を精一杯、生命にきざみたい。




岡本太郎の言葉

「何でもいい、見物人ではなくて、とにかく自分でやってみよう。動いてみよう。
無目的にふくらみ、輝いて、最後に爆発する。」




建水歩星

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2015-07-24

ゆだねて はなれて きえては やがて

2015年6月に発売されたクリスタルボウル奏者yugiさんの
2nd アルバム

kokūzo 虚空蔵

Kokuzo_1


クリスタルボウルの音を基調に6人のアーティストとの
深遠なコラボレーションが目の前に広がる全6曲収録の
良質なアンビエント作品

yanekaのYuichiroさんをはじめ、Satoru Kobayashiさん、
unimiの四宮さん、ヴァイオリン奏者claraさん、
Tenori-On奏者Kenta Toguchiさん、そして建水が参加。

4曲目の「flowers」にて
日本人が潜在的に思う華の美しさ、はかなさ、妖艶さ、侘び寂びなどを
モチーフにピアノといくつかの電子音でアレンジさせていただきました。





『kokūzo』の前作にあたる『六大 Rokudai』にも
「水」「空」の2曲で参加させていただきましたが、
それらと比較して今回の「flowers」はさらに音数をそぎ落として、
核となる旋律が印象的になるように試みています。

瞑想される時や心を落ちつかせる時の音楽にも合うように、
そして、「音楽」としてしっかりと「お聴きいただく」際にも
楽しさ、世界観をしっかりと感じていただけるように
試行錯誤を繰り返して、構成やメロディー、音色を考えました。

yugiさんの作品はヨガをされる方にも好評で
音楽として使用されることが多いそうです。

実際に今年の6月7日ヨガ・ファイン20周年記念イベントで
ヨガをされる方々の音楽としてyugiさんのクリスタルボウルとともに
ライブ・セッションさせていただきました。

当日のレポ

詳しくはその時の記事を読んでいただくとして、
この『kokūzo』の音を聴いて改めて思ったのは、
クリスタルボウルの音色は、身体や心が原点回帰するのを
自然と導いてくれること。

(※クリスタルボウルについてはyugiさんのHPに詳しく書かれています)

音楽には色々な効果があると思っています。

心が煽られてポジティブになるもの

自分の言いたいことを代弁してくれるもの

無我夢中で吸い寄せられるもの

色々な風景をみせてくれるもの

これが正しい、間違いだと諭すもの

慰めてくれるもの
...

書き出したらきりがないですが、
yugiさんの奏でる音楽は、煽るものでも代弁してくれるものでも
何かを諭すものでもなく、そのままの状態を、
ただそのままに教えてくれる効果があるように
個人的には思います。

刻々と変化する心の状態を
気づかせてくれて
そしてもっとも穏やかな心の状態へと
静かに導いてくれる音

時間が経つにつれ心が背負ってしまった
不必要なものをひとつずつ取っていき
そのままの状態が、目の前にただずむ、

ただそれだけ

空気が目の前にあるように
心もはじめから目の前にあったんだと




空気に境界線がないように、
どこまでも余韻が響くクリスタルボウルの音にも
西洋音楽の基本概念のひとつである小節線いわゆる
境界線は希薄です。

1曲につき1小節しかないように錯覚するほど
クリスタルボウルとそれに寄り添ういくつかの楽器、音色は
無限に響いていくように感じます。

そして心に、はじまりや終わりがないように、
yugiさんの奏でる音楽はその瞬間が常にはじまりであり、
終わりでもあるように思います。

まるで聴いている人の心の動きと連動するかのような音楽

これが他の作品には決して存在しない
もっとも魅力的な点だと思います。




CDジャケットにはyugiさんの直筆の書が描かれ
それぞれの曲のテーマを表わされています。

そして表現方法が異なる個性的なミュージシャンとの
コラボレーションをkokūzoの世界観として
ひとつに包含する要素としての効果もあるように感じます。

(個人的には5曲目「in the universe」
ToguchiさんのTenori-Onと
claraさんのヴァイオリン、クリスタルボウルの
組み合わせは世界初!であることに音楽的にわくわくします)




昨今、混沌としているニュースが多く、
いつのまにか心が自分とは懸け離れた所に
行ってしまいそうになる世の中

だからこそ少し立ち止まって、
今の自分の心の状態を知ること、
気づくことが大切なのかなと思います。

その時『kokūzo』の音楽が流れる空気のように
聞こえてくるのかもしれません。




建水

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