2015-11-20

one life

11月13日金曜日 夜、フランスのパリで起きた同時多発テロ
SAMURAI JAPONのイベントで滞在していたナンシー市のホテルで
ニュースを見て知りました。


最初、何が起こっているのか正直分かりませんでしたが、
ネットで情報を集めている内に今回のテロによる被害の大きさを知り
心が混乱し、言葉を失いました。


今回のテロで罪もないたくさんの尊い命が失われたこと
心から残念でなりません。


亡くなられた方々にとって
こういう形で人生を終えるというのは
到底納得がいかないだろうし、
残された家族、友人や恋人にとっては
その悲しみを一生背負っていかなければならない。


それを思うと平和というのはいつか本当に訪れるのだろうかと
疑問を持たざるをえません。




被害に遭った場所のひとつバタクラン劇場付近は
3日前の11月10日に観光で散策していた場所の近くでした。

テロが起こった日と時間帯も違いますが、
何か予定が変わって、たまたまその日、その時間、
そこにいたらと考えると、自分も被害に遭っていたかもしれません。

それほど何気ない日常というのは危険と隣り合わせで、
そして死がすぐそばにあるのだと痛感させられました。

そして世界は自分が思っているよりもずっと混沌としていることも。




今回のテロが起こった原因について情報を収集していると、
シリアへの空爆にフランスが参加したこと、
空爆によるシリアからの難民の増加、それをドイツが受け入れたこと、
難民にテロが紛れてヨーロッパの国に入国していることなどが
可能性として考えられると思います。


今回のテロは30分間に7箇所で発生しており、
計画的であるとともに、その内の一箇所は
日本料理の寿司屋とのことです。

日本人が経営していないらしいですが、
(アジア人以外からはその人が日本人かどうかは
すぐに見分けがつかないらしい)
計画的なテロであるのなら、
襲撃するそれぞれの場所に意味があると推測できます。


憲法改正による集団的自衛権の行使で
アメリカ指導の連合国に日本が軍事参加したことも
上記の店が狙われたひとつの動機であると考えても
おかしくありません。


日本人だから狙われないというのは今は昔のことで、
標的の国のひとつであると考えるのが妥当だと思えてきます。




今回、演奏のために訪れたフランスでこのような惨事が起きたこと。

考えさせられることはたくさんあるし、
これから先、世界がどのように進んでいくのか不安です。

そして今後、自分がどのような行動をとる必要があるのか、
音楽を書く意味も変わって行くのだろうと思います。




平和を願う者の一人として、それでもこの世界のどこかに、
それぞれの心のどこかに希望があると信じたい。


それぞれに信じる宗教や価値観、正義があること
それを振りかざすのではなくて、少しずつでも認め合える世界、
お互いの悲しみに歩みよれる世界


残された時間は自分が思っているよりも少ないのかもしれないけれど、
明日が今日よりもほんの少しだけ穏やかになるような日々を生きていければと思う。




Tatemizu




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(Bercy villageにて)


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2015-11-12

There is nothing more artistic than love people

SAMURAI JAPON 2015のイベントで
フランスはパリに来て今日で5日目

時差ボケもなくなりパリの雰囲気を堪能してます。

到着日の翌日、8日の日曜日にLes Pavillons de Bercyで
予定通り早速イベントが開催されました。


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(宿泊先のホテルから並木道を抜けて会場へ)


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パリではイベントが行われるのはこの日一日だけ


オープニングセレモニーの鏡割りが行われ、
約600人強の来場者を迎え入れ、
TINÖRKSも演奏をさせていただきました。


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1. ILOHA(新曲)
2. 花鳥風月

MC

3. Komorebi
4. Houra




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以上計4曲をこの日のために気合を入れて制作
映像作品とともにある意味あたって砕けろの精神で
表現しました。

途中、これも気合を入れて事前に考えたMCを
非常につたないフランス語で雫が話す場面では、
話のセクションごとにお客さんからあたたかい拍手をいただきました。


これは予想していなかったことだったので、
とてもうれしかったです。




セットリストの前半は日本の美意識を、
後半は未来に伝えることをそれぞれテーマとしました。

1曲目のILOHAは日本に昔から伝わる「いろは唄」を
モチーフにし、音と音の「間」を伝えるようにアレンジした新曲。
岩手県の南部鉄器を使用した風鈴がイントロとコーダ(後奏)に登場します。





2曲目の花鳥風月は日本的の音階を使いながら、
侘び寂びの精神、日本の色彩感、自然に対する審美眼を
TINÖRKSのフィルターを通して音楽で表現しました。

映像では竹林をモチーフに風や光(花)の要素を絡めています。

3曲目のKomorebiの映像は美術の印象派を意識した
自分なりのアプローチを、
最後のHouraは自然と人との共生をドット絵の主人公の物語をモチーフに
映像を制作しました。


動画を綺麗に撮影するためのカメラを持っていないので、
腹をくくって、すべての映像を静止画から作りました。

なのでどちらかというとアニメーションのような雰囲気になったと思います。




演奏前に物販のテーブルにいたのですが、
ぽつぽつしかCDや他アイテムが売れなかったので、
正直まずいなと思っていました。


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(物販はこんな感じ)

ところが、演奏が終わってからたくさんのお客さんから
話しかけられ、CDも買っていただいたので、
本当によかったなと思います。

演奏する側にとって、何かしらの反応があるというのは
何にも代えがたくうれしいことです。

TINÖRKSの音がフランス人にも伝わったという事実、
これがどれだけ自分たちの勇気に変わることか。




ちなみに、演奏前、一番最初に買っていただいた商品は
「tape」が収録されたカセットテープでした。

そして、反響があったのは、僕が参加させていただいた、
yugiさんの「kokuzo」




時にはお客さんと何も話さないでも売れたので、
恐るべしです。






最後になりましたが、お聴きいただいたみなさん、
共演者の方々、スタッフのみなさん、
代表の小林さん、
ありがとうございました。




次は、ナンシーに移動して再び演奏です。




建水歩星

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