(今回の記事は長くなります)
18日、以前cappuccinoでコラボしていただいたチェロ奏者の竹内さんがメンバーのチャウチャウカルテットさんのコンサートを聴きにディアモールへ行きました。チャウチャウカルテットさんは4人編成で全員がチェロを演奏するグループです。(他に竹内さんが参加されているオーケストラは かぶとやま交響楽団)
去年9月に難波パークスでの野外ライブでチャウチャウさんと対バンになった時に、「コラボしませんか?」と声をかけさせていただいたことがきっかけで、竹内さんとライブでの共演に至りました。
ディアモールでコンサートを聴くのは初めてだったのですが、天井が高い場所でインテリアもヨーロッパ的だったので、開演前からかなり楽しみにしていました。
楽曲はアラジンのテーマ曲、ハウルの動く城のテーマ曲、チェロ4重奏のために書かれた曲(タイトル忘れました(汗)などなど、そしてアンコールではダースベイダーのテーマ曲(これをチェロ4重奏で聴けたのはかなりぐっときました!衣装も全員黒色だったし)
というかなり幅広い選曲です。その柔軟性というか寛大性に共感するものがあります。予定調和をいかに崩して、クオリティを保てるかがひとつのセンスだし、それが表現の持続に必要だと常々思います。
普段cappuccinoなどで曲をアレンジしていることもあり、4重奏の演奏を聴いている時は、頭の中でその和声の中の低音部を前に出したり、内声部の音に集中したりして楽しんでましたが、それはやっぱりアレンジの勉強になるし、アイデアの引き出しにポツポツと入れることも多々あります。
演奏技術は難波パークスの時よりも断然クオリティが上がっていて、終始圧倒されながらも、エスプリやエキゾチックなものを感じながら程よい緊張とリラックスを感じながら音楽を楽しめました。こういう精神的なブレンドは贅沢なひと時です。完全アンプラグドだったのも
伝わり方に大きく作用したと思います。
それにしてもチェロが4つ重なったときの倍音は気持ちいい!僕にとってはまさしく慰めの音。癒しでもなければ、励ましや、まして諭しの音でもなければ、一過性の音、高揚の音でもないです。メロディーがどうのこうのではなく、音自体が慰めの波形になっている気がします。演奏者の違いは大きな差だけれど、チャウチャウカルテットさんの織り成すハーモニーは自然のイメージを呼び覚ましてくれる音です。
…演奏後、近くのタワレコに行き、スティーブライヒとジョンケージのCDを探しました。今まできちんと聴いたことがなかったので、これではいかんと思っていました。とりあえずライヒのガイド編のような音源を購入。これがかなり良かった!心臓ど真ん中という感じです。ライヒのことは今は置いとくとして、梅田から難波の上方ワッハホールへ向かいました。
(タワレコで時間食いすぎてちょっと間に合うかどうかやばかった(汗)
この日、雫がTomokoさんに誘っていただいて一曲だけですがライブがありました。場所をちゃんと調べたつもりが、なぜかゲーセンを抜けたビルの5階に上がってしまい、その場にいたスーツを着た方たちに、ワッハホールはジュンク堂の上ですよと言われ、これは間に合わんかなと思ったのですが、あきらめずに、またあせりをみせずにジュンク堂の上階へエレベーターで向かいました。(あせっているときはエレベーターのすべての動作が遅く感じます)
無事に着くと、案の定開演していたのですが、(確か「もらい泣き」が会場内のドアの隙間から聴こえていました)、順番がまだらしくてかなり満員の客席にほっと着席。演目には音楽はもちろん、漫才、コントもありヴァラエティー豊かでした。
油揚げが何枚も何枚も何枚…何枚も登場したひとりコントの後のMC後にいよいよ、Tomokoさんと雫が登場。
曲はゲド戦記の歌集から「春の夜に」でした。音源にウィッスル奏者の安井さんの音が入っているのですが、そのフレーズを吹きつつ、他の小節にもウィッスルのメロディーを入れていました。Tomokoさんはハープも歌からもかなり余裕が伝わり、ホールが大きかったこともあり、澄んだ歌声と音色が良く響いていました。とても幅広くステージをこなされているのでさすがに百戦錬磨な感じも伝わりました。
出演されている方々は打ち込み系が多く、それだけに、『春の夜に』の生演奏はインパクトがありました。アイリッシュハープとティン・ウィッスルを使い、歌、コーラスの組み合わせは、珍しくなかなか聴く機会がありません。シンプルだけど、それだけに各パートの輪郭がはっきりと分り、曲の世界観を自由に想像できる余白があります。少し欲を言えば、二人のオリジナル曲がどういう風になるのか聴いてみたい気もします。(この一文が蛇足かも(汗)ライブの様子は相方のブログ「この森を抜けたら」にアップされてます。
ライブ活動をまったく止めてから完全リスナーに転向していますが、それもいいなあなんて思いながら帰り道をテクテクとiPodを聴きながら帰りましたとさ。