2015-01-14

【特典音源公開】クジラが空を飛んだ日 [ver.1.5]

tinorks (ティノークス)の新譜『オードミュニカ』購入特典音源 第二弾!
(ダウンロードはCDケース内記載のパスワードで特典サイトにログイン)


Kujiraga_sorawo_tondahi


第一弾『空の余白』に続いて(こちらも唄もの)ですが、




『クジラが空を飛んだ日 [ver.1.5]』






Vocal/Chorus/Tin Whistle : Shizuku Kawahara
Guitar : Yusuke Shimono
Lyric/Music/Keyboard/Programming/Mix : Hosei Tatemizu




名前のない記念日
いつもとちがう風が吹いた

それは空の彼方を知ってる
行ったことのない地平線へ
浮かぶ草原

雪が溶けた街
窓ごし季節に橋を架けた

空へぼくらを重ねたら
いつもよりもまぶしかった
うつむくしぐさは知ってるから
自分らしいふりをしよう

クジラが空を飛んでいた日に
ぼくらは何を見つめるのだろう


時がとまった公園
風はこっそり先の未来へ
雲をつれて行け
季節の音色のはじまる前に

空へぼくらを重ねたら
昨日よりも透きとおった
ふり向くしぐさに思わず
うしろの影が白くなる

クジラが空を飛んでいた日に
ぼくらは何を見つめるのだろう




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




NHK「みんなのうた」のような牧歌的な雰囲気

2012年雲州堂での自主イベント
『屋根裏のトロニカ』で一回だけ演奏したある意味幻の曲。

屋根裏のトロニカをお聴きいただいた方やライブ会場でクジラが飛んでいる
ポストカードを目にした方はご存知かもしれません。

これは『屋根裏のトロニカ』のテーマ曲として書いた曲で、
コンセプトアートはイラストレーターの植松あおばさんに制作いただきました。

実はこの時の様子はustreamのアーカイブで残っています。(多分。。。)

約3年前なのでとても懐かしいわけですが、
当時はギターに松村さん、ベースに井上さんと4人で活動してた時期でした。




<当時のイベントの告知動画>







月日がたち、後々になってあの日が転機だったとか、あの日の出会いがあったから、
今の状況があるとか、記念日ではないけど、ポイントとなる重要な日は
誰にでもあると思います。

自分では気がつかないでいても、間違いなく普段と同じ日ではなくて

その日は特別な日

そういう日には空にクジラが悠々と飛んでいる

大きな風をまとって地平線へと向かい
少しずつ空にかさなっていく

その日に見た風景、出会った人、思った言葉、わきあがった感情

そのどれもが特別だと思います。

その瞬間が訪れることを信じているという
ロマンチックな考えなわけです。




「いつもと変わりなく訪れる何気ない日が
もしかするととても重要な日かもしれない...」




そういう風に考えるとその日が少し変わるかもしれないですね。






今の編成になっての日本語でのオリジナルの唄ものはこの曲がはじめてですね。
(「風の谷のナウシカ」やmumの「green grass of tunnel」のカバーはありますが。。。
いや、Ljus och sno(ユースオースノ)があった、けどスウェーデン語...)

サウンドに関して、霜野さんのギタートラックをアレンジにくわえ、
Fill inのSEやエフェクトを変えました。

イントロから鳴っている左右に行ったり来たりしているふわふわした少し金属的な音は
ギターの音で、独特な雰囲気を醸しだしてくれています。

曲の最後で鳴っている甲高い音はお馴染みアイルランドの縦笛ティンウィッスル

新譜「オードミュニカ」に収録されている「Fullerene」(フラーレン)や
2枚目のCD「ジャイロコンパス」に収録されている「Perfect Robot」にも登場しますね。




この曲で使用されている管はEbでSusato(スザート)というアメリカのメーカーのもの

視界が風にのって空高く、地平線まで遠く運ばれていく様子を表現しました。


最近ライブでなぜだか唄ものをめっきりしなくなったので、
少しずつ唄ものもset listに加えていきたいですね。




タテミズ








Yakusugi_hosei_verysmall

P.S
もうすぐツアーが始まる。
まずは名古屋ハポンだ。

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2015-01-13

【特典音源公開】空の余白

tinorks (ティノークス)の新譜『オードミュニカ』の購入特典の音源の公開!
(ダウンロードはCDケース内記載のパスワードで特典サイトにログイン)

4枚目のCD『ecotone』(エコトーン)の
続編の位置付けとなる『空の余白』

Vocal/Chorus/Rainstick : Shizuku Kawahara
Guitar : Koichi Matsumura
Lyric/Music/Keyboard/Programming/Mix : Hosei Tatemizu




ある朝思い出すのは
僕のかけら 道端を行き交う
とりとめのないしぐさは
ぽっかりと空いた景色に埋まっていった

空の余白が好きだな なぜか
昨日のこと話せる気がするから

季節の片隅見上げて
君が言った
消えそうな台詞
その行間に海が開けた

言葉としぐさの余白 埋めないで
空から落ち葉 絵になるその時
一番深い心のある場所
前よりもっと知れたらいいな


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




メンバーが増える以前からライブで演奏していた思い出深い曲で、
初代ギタリストの松村氏のアンビエントなギタートラックを入れた
新しいverでのリリースとなります。

サウンドは細野さんの「HOSONO HOUSE」の影響が出ていますね。




音数の多いもの、抑圧的なもの、過度に言い過ぎる表現...
それらは理解できるけれど、自分にはしんどくて、どうしても好きになれなくて、
なぜだろうと考えたら、想像するための余白がそこにはなかった。

例えば、映画だったら伝えたいことすべてをセリフで言うのではなくて、
セリフを7割にして残りの3割は表情やしぐさ、登場人物がたたずむ風景の描写で
観客に伝えること。

それらは非言語な要素なので、具体的にはこれですっていう正解がなく、
曖昧なまま次のシーンへ。

作者からは正解を提示されないので、ある意味謎のまま、けれども
自分自身で考える余地が提示されるわけで、このシーンでは
実はこういうことを登場人物は考えていたんではないかなとか、
想像めぐらせることを楽しめる。




Yakushima_hama2_3






日本の美のひとつに枯山水があります。

砂や石、流木などで空や海、果ては宇宙を表現する芸術ですが、
砂で表現した海に本物の水を、石の配置から宇宙を、各自が想像して
実際目の前にそれらを浮かび上がらせて表現を完結させるおもしろさがあります。

これにも作者が意図的に想像の余白を作ることによって、
その作品の奥行きや物語を生み出しています。




あえて言わない、説明しない、描かないこと

言葉で埋めれない気持ちのゆらめきは、しぐさでそっと埋めてみたり
そういう風景はとても絵になるなあと。

作品に対して想像の余白をいつもどこかに作ること

そこからまた何かが生まれて違う物語が始まると
面白いんじゃないかなと思っています。




特典音源第二弾もありますよ。
ではでは。




タテミズ


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2015-01-06

ODOMYUNICA深解説 / #3.Tin Toy , #4. Pinion

#2 Tin Toy -ティン トイ-
#3 Pinion -ピニオン-

南フランスのとある田舎町で暮らす少年とブリキロボット

9月の夕暮れ

海の見える草原に座ってロボットが少年になにやら話しかけている



「大きな歯車に動力を生むには、まず小さな歯車を動かす必要があるのさ
一見なんの力も生み出しそうにない小さな力も、
それが正確に、継続的に働くことによって、
それらは合わさり、より大きな力へと変換され、
ついには世界をも動かすほどの結果を生むのさ」


少年にはいまいちピンときていない様子
続けてロボットは語りかける

「太陽の寿命は約110億年でその半分がすでに過ぎてしまっていること」

「音の速度は光の百万分の一にすぎないこと」

「雨にはビタミンb12が含まれていること」

「南極では息を吐いても白くならないこと」

「地球上に存在したすべての生物の99%はすでに絶滅していること」

「生物中もっとも種類の多いのは昆虫類だということ」

「エルミタージュ美術館ですべての作品を鑑賞するとその距離は25kmになること」

「ギアナ高地には恐竜が生き残っているかもしれないこと」

「すべての生命はユニークであり、どれもが自然の一部を担っていること」




少年にとってすべてを理解するには幼すぎたが
瞳はわくわくするように水平線をながめていた。。。




月日が経ち

いつからか、少年はこの世界の仕組みとその先を
もっと知りたいと思うようになっていた。




Pinion_1






ロボットをモチーフにしたのは
2枚目のCD『gyrocompass』(ジャイロコンパス)に収録している
「Perfect Robot」もそう。

(僕の作曲の師匠であるGypsy Mol氏作詩、曲をアレンジ)




SF的な要素が好きで、映画や漫画で登場するアナログちっくで、
ぎこちないロボットにどうも惹かれます。

Tin Toyというのはブリキのおもちゃの意味で
ぜんまいが回っている時間しか生きれないロボットに切なさを感じたのが
きっかけで制作。本編のPinionへと続くプロローグです。

後ろの方で聞こえる子供たちの遊ぶ声は、スウェーデンのゴットランド島に行った時に
フィールドレコーディングした音。

ちょうどクリスマス前の時期で寒かったですが、校庭で元気に遊ぶ子供たちは
日本と同じ光景でした。

最後に登場するピアノのフレーズは、
いくら頑張ってもロボットは人間にはなれない悲しさを表しています。

本編となる「Pinion」でロボットとしての自分を受け入れて、生きていくことを理解し、
少年と出会った後の物語を描きました。




曲制作の為に実際にブリキのロボットを買って、ぜんまいを巻く音や
動作音などをサンプリングしてリズムトラックの一部として演奏してます。

ライブではブリキロボをフランス製アンティークトイピアノの上を歩かせながら
曲を始めるというある意味ギミック的な演出をしてます。


Photo



雫云く

「演奏以外の演出の方がじつは大変」

演劇に近いのかな。。。
tinorksはアコースティック楽器の数が多いのはご承知の通りですが、
そつなくそれらを演奏してしまえる雫にはアレンジ担当者として頭があがりません。
昔はアコギも弾いてたというから、どれだけ器用なんだと。
ありがとうございまする。






アレンジとしてはメロディオン、ウクレレ(自分で弾いてます)の音が懐かさしを醸し出しながら展開
2回目のAメロにだけ登場するストリングスのような音(1:50〜)、
後半部のはじめから後奏手前までうっすら鳴っている泡のような幻想的な音(3:15〜)、
これらはなんとギターの音なんですね。


少年の視界が水平線に移っていく光景と
世界が好奇心で輝きだす様子を丁寧に出してくれました。


霜野さんは毎回ほんとに音色の展開をしっかりと考えてくれます。
ある意味mixが大変、いやいやそんなことはなく、やりがいがあります。

敬意を込めて虹色ギタリストと勝手に呼ばせてもらっているのですが、(虹色の敬称を広めたい!)
音色、フレーズの引き出しを多く持っている貴重なギタリストなので、
いつも感謝しっぱなしです。ありがとうございます。


Tin170_edit_1





さて、コード進行は展開部があるものの
基本的には

Aセクション
Gb9(b5) | Fm6

Bセクション
D |  E9

の繰り返し

9thの音を多用する癖は聴いているとお分かりいただけると思います...
(何の影響だろ?)

高揚感をだしながら行きそうでいかない音数の妙というか
繰り返しの音楽ながらも少しずつ開放感を出していく展開がミソ

淡々としているFullerene(フラーレン)よりも感情的な雰囲気がこの曲の特徴だと思います。

あと、世界観の根底には大好きな教授の
めちゃめちゃ好きなアルバム「未来派野郎」に収録されている
Ballet Mecanique(バレー・メカニック)の影響が色濃く出てることを
書いて筆を置きたいと思います。




坂本龍一 MEDIA BAHN LIVE 「Ballet Mecanique」

(DAVID VAN TIEGHEM(デイビット・バン ティアム)の音に泣けます!)

バレエ・メカニック/Playing the Orchestra 2014 Ryuichi Sakamoto


タテミズ

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2015-01-04

ODOMYUNICA深解説 / #2. Fullerene[tonelico mix]

#2 Fullerene[tonelico mix] -フラーレン-

ライブでおなじみの植物をモチーフにした曲。
メンバーが増えて最初に作った記念碑トラックで、
今ではティノークスの代表曲になりました。

5枚目のCD『HOURA』(ホウラ)に収録されているver
(Free Downloadのasian souds vol.1にも収録。無料なので落としてくだされ)とは違って
ラップハープという小型のハープやイントロにメタロフォンの音を足して
mixを変えました。当然アルバムとしての質感を統一するために
マスタリングもやり直しています。(マスタリングについてはまた別のところで書きます)




Metallo_1_2
世界中にファンがいるドイツはgoldon社の知育楽器メタロフォン
クロマチックとサウンドホールがあるタイプと。
サウンドホールがあるタイプは黒鍵がなくCのキーですが
部分的にBb、F#(オクターブの2つ)が変更できるキー付き!
Cの音がどっか行ってるみたいですが。。。

Lapharp_1
膝の上で演奏するという意味のラップハープ(lapharp)は
アメリカのハンドクラフト楽器メーカーTK O'Brien's製
興味があって個人輸入
弦楽器用のピックアップを外付けし使用




ポイントとなるのは生楽器
前半はアイリッシュフルート、後半はティンウィッスルがリードメロディーを、
ラップハープとメタロフォンを添えたアレンジ。
この曲を聴けば現在のティノークスの指向性の半分以上が
分かるくらいのエッセンスが凝縮されています。




Irishflute_1
アイリッシュフルートは管が4本に分かれるタイプ
フランスはブルターニュ地方の職人が作るキー付き(Dのキーだけど半音階も吹ける)のもの
(持ち運びケースがないってシズーキーが嘆いてたけど、
クラリネットの超軽量ケースをオススメしたら気に入っていた。サイズが不思議なほどぴったり)
(写真内に何気にgyrocompassのCD)


Irishflute_case






フラーレン=この聞きなれない言葉に関しては
『ecotone』(エコトーン)の時の解説をどうぞ

mixのテーマとなったtonelico(トネリコ)というのは世界樹のこと。

ハープの音から天空をイメージしたのがきっかけで、(勝手に世界樹の音色と名付けてますが)
世界を包む世界樹の木々が成長し、人や生物の循環を支えている様子。
奥行き感を出せればと思って、壮大な雰囲気を醸し出せるような
音のバランスにしています。

マスタリングでさらに音の立体感が増して、とりわけフルート、ティンウィッスルに関しては、
世界樹のごとく天空から地球を包みこむような雰囲気にしています。




イントロのメタロフォン(小型鉄琴)のチリチリという細かい音は草花の上を戯れる
小さな虫たちを、次に登場するポコポコという音(実はギターの音)は、
地中で根を張る木々の鼓動を表現。

1曲目のKomorebi(コモレビ)で、ふいに世界に自分が現れ、
風とともに木々の間をさっそうと通り抜けると、だだっ広い草原のまん中に、
直径何メートルもある世界樹の幹が視界に。

という映像的な流れも考慮し2曲目に位置づけました。




ジャケットに描いた大きな木が何本かありますが、
この木を地上から見上げているという映像的風景
オードミュニカのプロローグ

_1300_565








コード進行は

Gsus4 | Gsus4 | Am7 | Am7 |
Gsus4 | Gsus4 | Am7 | Am7 D/A |

の繰り返し
例にたがわずミニマルミュージック。

G=ソのルート音に対して4度上のC=ドの音(ソを基準に ソ、ラ、シ、ド)がポイントで
このドの音が曲の出だしから目の前の視界を一気に遠くへと開く効果を出します。

5度上のドミナントのレの音(ソを基準に ソ、ラ、シ、ド、レ)で緊張した後、最初のGに戻ったものの
響きはsus4、つまり視界が開かれた音が閉じかけて終わると見せかけながら、
再び視界が開けて...というのを高揚感をともなったまま延々と繰り返すわけです。

起承転結の「起」をはぶいて「承転結」をループしている感じ。

そこに各楽器が色付けられて「ただの繰り返し」が「音楽」になっていきます。




曲の最後にロケット噴射のようなシンセサイザーの音と鳴りはじめるギターのフレーズが
とても霜野さんらしい印象的なメロディーで、はじめて聞いたときに
わあっと思って引き込まれました。

それまで笛たちがひっぱってきた雰囲気をがらっと変えるほど
凝縮されていた何かが解放されるような上昇感があります。

それと対照的なメタロフォンの冷静な音色

こういった音のコントラストもティノークスのひとつの特徴だと思います。

やや自己分析的な側面も見受けられる曲解説になってきておりますが(汗)、
引き続き深解説をお楽しみに!

ではでは。

タテミズ

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2014-12-28

ODOMYUNICA深解説 / #1. Komorebi[after a rain]

tinorksのHPにも曲解説を書いてますが、
より深く、マニアな方向け(笑)の解説です。

Pixlr_20141228004535009





#1 Komorebi[after a rain] -コモレビ-




4枚目のCDにも収録していますが、
ギターアレンジが変わったこともあり、
違うコモレビにしようということで
副題にもある「雨あがり」ver.にしました。

最初に作ったecotoneの時はちょうど万博公園での
北欧音楽ピクニックに出演させていただいた時で
リアル木漏れ日の中でライブをしたのがとても印象的でした。

Hokupic_live



雨あがりの葉っぱから落ちる雫のきらめきを
リヴァーブの深いピアノで表現して全体的に
さわやかな滲(にじ)みを出してます。

ベースの音がすぐに登場しない展開は
ecotoneのverと比べてゆるやかな始まりにしてます。
アルバムの1曲目にしようと決めていたので、
イントロ的な意味合いも込めてそうしました。

曲の核となる雫のヴォーカルはエフェクトしたものをいくつかレイヤーして
広がりを出してます。唄ではないので中域を思いっきり削ってるのですが、
各音の配置を思考錯誤していたら偶然にもコモレビ的な光の雰囲気がでました。

ヴォーカルの幻想的な雰囲気とメロディオン(ピアニカ)の音色が合わさって
子供の頃に遊んだ懐かしい情景が浮かぶと思うのですが、どうでしょうか?

懐かしいという要素は随分前からティノークスのエレメントのひとつになってます。

音色的に面白いのが3:18から右チャンネルで鳴り出すシンセのような音
これは実は霜野さんの弾くギターの音なんです。

エフェクターでプロセッシングして、もはやギターではない音色になってます。
もちろんライブでも再現できるアレンジなので
興味のある方は実演をぜひご覧いただければと思います。
加工方法を質問してみるのもいいかも。

エレピの音はKORG Tritonの音色をeditした定番ものですが、
ライブではドイツのwalfdorf(ウォルドルフ)のBlofeld(ブロフェルド)という
音源モジュール(鍵盤のついていないシンセサイザー)を
スウェーデンのクラビアというメーカーのnord lead2という
10年以上前に生産された赤色のシンセの鍵盤を弾いて鳴らしてます。

Pixlr_20141228004943279





鳴らし方が少しややこしい(笑)ですが、ハードウェアで操作している方が
楽器感があって好きです。あとLoFiなエレピの音が気に入ってます。

話が逸れましたが、


コード進行は一部展開はあるものの
ほぼ全編に渡って


A9/D | A9/E


の繰り返し。

出だしからトニックの上でドミナントが鳴っているという
つまり、緊張感がはじめからあると
簡単にいうと少し緊張感をもったまま、少々不安定な響きのまま
曲が最後まで展開していくということです。



それから、この曲に限らずティノークスのほとんどの曲が
ミニマルミュージックの手法で作っています。




2つのコードをベースにしてリズムや音色、メロディーなどのアレンジを変えながら
5、6分の長さに展開させること

印象的なモチーフが少しずつ変化しながら展開していくので、
自然とグルーヴが増していくのを感じながら高揚感も味わえるという制作手法。
クラシック音楽でも使われてます。




この手法を使うと2小節のメロディーだって10分の曲にできたりします。

尊敬している建築家でありデザイナーのバックミンスターフラー氏の言葉で

dymaxion

ダイマクションという言葉があります。

「小さいことでより大きなことを」という意味なのですが、
ミニマルミュージックはまさにこれに該当する音楽

Biosphre_montral

(フラー氏と言えば有名なのがジオデシック・ドーム(1967年モントリオール万博アメリカ館)

この曲ではエレピのリフがはじめから最後まで鳴っていて、
その上でギターやメロディオン(ピアニカ)がメロディーを変えながら
ハーモニーを形成しフィナーレへと進んでいきます。





エレピの同じフレーズが続いても、他が変化することによって
音楽として盛り上がったり、雰囲気が変わったりする所が面白いなと。

このミニマルミュージックというキーワードを中心に
他の曲の深解説も進めていきたいと思います。

話が非常にマニアックな傾向になりますが、(だいじょうぶかな。。。)
どうぞお楽しみに!!




タテミズ

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2014-12-06

【告知】レコ発ツアー

Tin10_edit1_2


tinorks(ティノークス)の新譜『オードミュニカ』のレコ発ツアーが決まりました。
来年1/16(金)名古屋のK.Dハポンから始まります。

Livetour_4

tinorks Live Tour -オードミュニカの風景-

【日程】

1/16(金) 名古屋 K・D ハポン

1/23(金) 東京北参道ストロボカフェ

1/24(土) 埼玉大宮more records

2/7(土) 京都きんせ旅館

2/28(土)大阪難波artyard studio

名古屋のハポンではkiiiu meets フクラ本舗さんとバンスリ、ベース、トイピアノ、
ableton live9!というめずらしい編成のZOKUというバンドの方と対バン、
そして新譜でもコラボさせていただいたテノリオンのトグチケンタさんも出演!
東京はオシャレなストロボカフェで、埼玉ではオードミュニカを販売していただいている
more recordsでインストアライブ!
きんせ旅館ではこちらも新譜でもコラボさせていただいたポスト民族楽団
マルコヘイベイとの共演、大阪アートヤードではuminiのコンセプチュアルなイベント
[IGLOO]に出演と、どの会場も今からとても楽しみです。

各会場の詳細はこちら


CDとはアレンジが違うライブならではの風景をぜひ!
チケットご予約はTWのDMもしくはE-mailにて承ります。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。


オードミュニカ全曲試聴

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2014-11-13

☆ティノークスBEST盤 新譜販売開始!

tinorks(ティノークス)の新譜『オードミュニカ』販売開始です!

通算6枚目となるCDで、ライブでお馴染みの曲から新曲まで収録したBEST盤

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計11曲収録 ¥2000(tax included)
※はためく全曲解説はコチラ

ティノークスのホームページもしくはライブ会場でご購入いただけます。


デジパック盤=完全盤には未発表曲の無料ダウンロードや限定公開動画の閲覧などの
特典がついてます!

CDトレイの下にパスワードが記載されているので
それをコチラのサイト内にあるSpecial Contentsへのリンクをクリックした後、
パスワードを入力してもらうとログインできます




最初の特典音源は前々作 4th『エコトーン』-ecotone-の続編となる『空の余白』

音源では『gyrocompass(ジャイロコンパス)』以来となる唄もの

初代ギタリスト、僕は空間音響デザインギタリストと呼ばせてもらってますが、
松村康一氏が参加した楽曲です。

ずっと昔に何度かライブで演奏した曲でyoutubeにもいくつか動画をupしていますが、
アレンジを変えて今回特典として音源化しました。



ちなみに完全盤の他に和紙盤も後発でリリース予定。

和紙盤は『ecotone』に収録されていた曲(アレンジは違いますが)と新曲を除く
計6曲収録 ただし特典はつきませんのでご注意を。


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2013年に2代目ギタリスト、僕は虹色ギタリストと呼ばせてもらってますが、
霜野佑介氏が加入して約2年間の集大成としての作品を
今回無事にリリースすることができて本当にうれしく思います。

『オードミュニカ』(ODOMYUNICA)

タイトルは造語です(詳しくはティノークスのHPにて)

世の中にありそうでない音楽というのを作り続けて活動してますが、
この作品はアコースティック、アンビエント、ポップス、そしてエレクトロニカの要素が
風景というフィルターを通して融合させました。

そして北欧の音楽、文化に影響されながら、日本の自然や音楽的な要素も盛り込みました。

エレクトロニカの音楽こそライブで聴くとおもしろいとは思ってますが、
けれど、家でもipodでもどこでも風景を楽しんでいただけるように
tinorksの音楽をぎゅっとCDに詰め込みました。


この機会にぜひオードミュニカを聴いてみてください。

いつのまにか旅人になって 色々な風景に出会えます きっと


建水

 

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ミカンじゃなくてオードミュニカ

みなさん買って下さい~


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2014-11-01

新作『オードミュニカ』試聴

ティノークスの新作CD『オードミュニカ』 -ODOMYUNICA-

もうすぐリリースです。

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知らない世界だけど どこか懐かしい

オードミュニカ特設サイトはこちら↓
http://www.tinorks.com/#!odomyunica/c1tle




- プロローグ -

ある日の雨上がり
森を抜けると草原がありました

果てなく広い草原の真ん中には
空に届くほどのびる葉が生い茂った大きな大きな世界樹
太い幹に沿うように上の方へとレール(線路)が続いています

見上げるとレールの先は雲がかかって終点は見えません
けれどもきっと樹の上に続いているそんな気がしました
そしてなんとなく懐かしい記憶に呼ばれている気もしました

世界樹のふもとにはレールの上にぽつんと
不思議な形をしたトロッコ家が1台

旅人はそれに乗って行こうと決めたのです

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